この頃は疲れている人が多いのか、下丹田に力の無い人をよくみますね。
この下丹田が弾力に満ちているというのは、人体にとってはとても大事なことなんです。
ここが満ちなくなると、指で押さえてみるとスカスカな感じがします。
一方、元気溌剌な人は跳ね返すほどの弾力に満ちています。
こういう時に使うのが、“下丹田を満ちさせる方法”です。
胸椎3番・4番の左側を左手で捉えながら、右手で下丹田に導気します。
このときに重要なのは、左手と右手を意識的に対応させることです。
相手の呼吸をみながら見守っていると、自然と下丹田が満ちてきます。
これを使うと活力が湧いてくることが多いですね。
気が上の方に偏っている人はイライラしやすく、慢性的に疲労感を感じやすくなりますが、たいてい下丹田の力が抜けています。
内臓疲労を起こしている人や、腰に弾力のない人も下丹田が抜けています。
いつも思いますが、腰とお腹は見事に対応していて、腰に弾力のある人は下丹田も充実していますね。