　B12型サニー。昭和60年9月発売の6代目サニー！オラとしては、歴代サニーの中で一番好きなサニーであり、多くの国産車ん中でも、画期的なクルマであったとも思う。その理由は、後で話すとして、今日のネタ元は、お決まりの「ドライバー」じゃなく、モーターファン別冊「・・・のすべて」シリーズ。

　CMや広告では「TRAD　SUNNY」と呼ばれたB12！「なかなか、シブイんじゃない。」っつうコピーも的を得ていて素晴らしく、CMで流れるビートルズも素敵でした。

　っで、何故このサニーを画期的なクルマだと思うのか？それは！当時の国産車には、明確なヒエラルキー(階級)が存在していました。2000クラスには、パワーウィンドウ、電動ミラーなどの電動イージードライブ装備が付いていました。っが、1500クラスのカローラやサニーとなると。電動リモコンミラーは上級グレードには付いていたものの、パワーウィンドウなんて夢の装備でした。まさに、大きい排気量のクルマは豪華ですよ、小さい奴はそれなりに。っつう時代でした。所が、このB12　サニーは！そんなんオカシいじゃん、って1500クラスでありながら、パワステ、パワーウィンドウ、電動格納ドアミラー・・・・・、2000のローレルクラスと同等の装備を擁して登場して来ました！確かにそ～なんだよなぁ。排気量の大きい、小さいで装備が違うのは価格が違うんだから仕方ないけど、本当に便利な装備は排気量に関係なく付けるべき。そ～主張したB12って、やっぱ画期的ですわ。

　そして、ラヂオも電子チューナー！当時、電子チューナーラヂオと言えば、2000クラスの上級車種の装備。1500クラスじゃ、まず付いていなかった。それを、サニーは標準装備としてしまった。

　B12型　サニー！いいモノを、より多くの人に！！っつう作り手の心意気が伝わってくる、ホントいいクルマだったと思います。日産　サニー　1500スーパーサルーン！今見ても、いいですね～。

　ちなみに、B12の後期型には、「ツインエアロルーフ」なんちゅう、萌え装備がオプションで装着できました。デッカい電動ガラスサンルーフ！前席、後席、共に明るいガラスルーフ。しかも開口部の大きい電動スライド式。コレ、いいなぁ。

　B12には、4WDも設定されていました。東北、北海道では、さぞ歓迎されたことでしょう。B12って、実際に乗るユーザーの事を、本当に考えて、考えて、考え抜いて発売されたクルマだな～って思います。この思想、その後の国産車に、かなりの影響を及ぼしたと思います。

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日産 サニー B12型

日産　サニー　B12型