「食堂かたつむり」 小川糸
同棲していた男性から、突然全て持ち逃げされ、ショックで声を失う主人公の倫子。倫子は、残されたぬか床ひとつだけを持って、疎遠だった実家に戻って、そこで食堂かたつむりを始めて、周りの人に助けてもらいながら再生していくお話。
飼っていた豚のエルメスを屠殺して料理して食べる場面があり、少しギョッとしたけど、エルメスは消えたのではなく、形を変えただけというセリフには納得。私達は、日々、「命」をいただいているのだと痛感した。
でも、しゃべれない若い女の子が急に1日1組限定の食堂を開いたり、いろんな国の料理を丁寧に作って、不思議と食べた人を幸せにできるとか、最後には自分も喋ることができるとか、なんだか違和感を感じてイマイチのめり込めなかった。