肺がん患者が、ステロイド剤を11倍投与され・・さらに、モルヒネを2倍投与された後に亡くなったというニュースに目を止めました。
(https://news.yahoo.co.jp/articles/b509db2006be4022118528d6f08096db3a9e369d)
外来受診した際、医師は1日あたりの量を4ミリグラム(4ミリグラム1錠)に変更予定だったが、誤って44ミリグラム(4ミリグラム11錠)として12日分を処方。男性は10日間服用した。体調を崩して再入院後に誤りが発覚し、センターは男性と家族に謝罪した。
このニュースから病院の見解は、「誤投与を認める一方、臨床経過などを踏まえ『誤投与による重篤な副作用は生じておらず、死亡には起因しない』」と。
(引用しました)
山口県立総合医療センターのHPを見ると、最先端の技術をアピールしている・・かなり大規模な病院です。
ステロイド剤・・抗がん剤の副作用を抑えるのに使われているので、多くの方が投与された経験があるでしょう。
副作用止めと言われて処方されることが多いですが、でも、薬なので、副作用があるのです。
私の場合は、抗がん剤の点滴の時に同時に点滴されました。長くて3日です。
腸が全く動かなくなりました。
それでも、当時の主治医に伝えても、「この抗がん剤には便秘の副作用はありません」で終わりでした。
クリニックの看護師さんに相談したら、「それは副作用止めのステロイド剤の副作用だと思うよ」と教えてくれました。
ステロイド剤は炎症止めに便利に使われますが、調べてみると・・なかなかの副作用があります。
体調により様々な副作用が列挙されています。
体力がなかったら・・副作用はひどく出るのではないでしょうか。
ステロイド剤(例えばデカドロンの場合)製薬会社の説明を読むと、1日最大20ミリグラムとなっています。
本来の11倍・・最大投与量の2倍以上を10日も投与されて・・誤投与による重篤な副作用はない・・と言い切れるのでしょうか。
(最大投与量は、治験で危険がないとされた最大量のはずです。それ以上は危険があるはずなのです)
医師にはわからなくても、腸への影響は強く・・人によって・・体調が弱っていたら腸閉塞につながるのでは・・と疑ってしまいます。
最初の治療を受けた病院では、薬の名前は伝えられずに「副作用止めです」と言われて処方されていました。
その言い方・・どうなのだろう?とずっと疑問に思っていました。
ちゃんと正確な薬の名称と容量を知らせてほしいと思っていました。
それ以来、点滴をするときには、点滴棒につるされている薬に張り付けられている薬の名前と容量のシールを撮影して・・自分でも確認できるようにしています。
それにしても、薬の投与量を間違えないでほしいものです・・キーボードを正確にタッチしてほしい・・
入力したら、印刷したら・・確認してほしいものです。
ヒューマンエラーは必ず起きるからこそ、確認してほしいのです。
かかりつけ医の帰りに寄る町の薬局でも、ビタミン剤でも処方量を増やしてもらったら・・
「薬が増えていますよ」と注意されます。
これが大事なのでしょう。
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