2008年、携帯電話の時代でした。
それでも、メールで友達とつながれる、家族と連絡が取れるのは助かりました。
初めての入院生活のお供に当時最新の軽量ノートPCを用意しました。
持ち運べるように。最軽量でも2.7キロありました。
でも、当時としては画期的な軽さです。コンパクトでロッカーにも収まる大きさでした。
入院前日に購入し、設定し。バタバタでした。
仕事のメールチェックだけはちゃんとしたいと思っていたので、携帯用ルーターを別に用意しました。
電波がつながりやすい屋上に行って、携帯用ルーターをつなぐとサクサクネットが使えました。
ファーストラインの抗がん剤治療は、9月末から12月末まで入院でした。
年末年始に家に帰り、1月に4クール目の入院をしました。
長い入院生活、屋上で、反回神経麻痺のリハビリ・・・発声練習とメールのチェックが日課でした。
2年後、セカンドラインのお試し入院の時も、同じセットで過ごしました。
すでに、スマホが普及していましたが、携帯電話からの切り替えに躊躇していました。
契約が2年ごとだったので、あと、2年・・使えるか、自信が持てなかったのです。
同室になったきっかけで、病院の外でもランチやお茶をするようになった友人に打ち明けると、やはり「2年縛りの契約に躊躇して、スマホに変えられない」・・と話題になりました。
転院して、セカンドラインが一応落ち着いていたので、携帯用ルーターの契約を解除しました。
解除するときに、もうすでに2年以上も使わなくなっていました。
これも2年縛りの契約だったと知って驚きました。
肝臓転移が動き出したころ、とうとう携帯電話が壊れました。
電源につないでも充電されないことが多くなったのです。
スマホユーザが過半数を超えていたころで、携帯電話会社のサポートも悪く、携帯電話のことに詳しいスタッフはいませんでした。
いきなり、機種の違うコードを入れられて、完全に壊れました。写真も救い出せずに・・・。
とうとうスマホデビュ―となりました。
PCは、まだそのまま携帯用として使っていました。
さて、メールのチェックは、スマホで「デザリング」を設定して、スマホをルーターにして使えばよいと教わりました。
便利になったものです。
そして、最近の病院には、カフェが入り、電源、Wi-Fiが使えるようになっています。
3つ目の病院では、だんだんと勝手がわかり、便利なお気に入りの席がありました。
安全性から考えると、携帯電話の方がよかったなあと思っています。
スマホは、アプリどうしですぐにつながり余計な情報を持っていかれるからです。
カメラとメールと・・携帯電話とあまり変わらない使い方をしています。
あとは、Pokémon Goです。
2回目の手術で入院した時に始めました。
病院の周りには意外とたくさんポケモンがいるのです。
上の階だと、結構遠くまで探しに行けます。いい意味での通信障害です。
もちろん無料の範囲で。苦手なので戦いはしません。
かわいいポケモンをゲットするだけですが、入院中は十分癒されました。
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