「雅明!ほうきある?」
「待って2つしかないから!」
「終わったら貸して!」
「うん!」
今俺たちは俊夫さんの店の掃除をしている。1ヶ月くらいほっといたらしいから、床には相当ほこりがたまってる。
「そろそろ休憩しようか?」
「そうですね。」
店の真ん中に位置する机に3人で座って休憩した。俺が途中で買ってきたせんべいを食べた。
「そういえばこの店の名前ってなんて言うんですか?」
「ああ、名前ね。一応『定食屋はせがわ』だよ。僕の名字が長谷川だからね。」
「和樹も長谷川だからな。」
「和樹の母ちゃん離婚したからな。」
「そういう話するか今?」
「そういえば俊夫さんって・・・」
「結婚かい?してるし子どもももいるよ。でも今は別居中だけどね。家の姉弟ってそういう血なのかな。」
「ちょっと話が重くなってきましたね。」
「ごめんごめん。そろそろ続きしようか?」
「はい!」
俊夫さんは明るい顔をしているけど、目は悲しそうだった・・・なんちゃって。でもほんとにそう思う。 つづく