メディアリテラシーの必要性(その1) | WAS IT ALL WORTH IT ?

ちょっとお堅い話で申し訳ないですが・・・・。


メディアリテラシー(media literacy)という言葉、御存知でしょうか?

ネットで調べますと・・・。


『情報を評価・識別する能力』などとありますが、

もう少し詳しく引用しますと、



情報を受け取る側である受信者は、発信された情報には程度の差こそあれ、

何かしらの偏りがあることを理解する必要がある。

一方に偏った情報をそのまま鵜呑みにしていたのでは、

その物事に関する正しい知識を身に付けることが難しくなる。

そのため、受信者の側に立つ人間には、発信された情報を受け取る際、

「その情報は信頼できるかどうか」を判断することは無論のこと、

  • その情報にはどのような偏りがあるか
  • さらに一歩進めて、その情報を発信した側にはどのような意図・目的があるか

(つまり、なぜ、わざわざ、そのような情報を流したのか? なぜ、わざわざ、

そのように編集したのか?を考えること。)

等を始め、各種の背景を読み取り、情報の取捨選択を行う能力が求められる。

そしてこれが、先の「情報を評価・識別する能力」となる。



このよい例として、ネット上では、第二次世界大戦前の日本のマスコミの報道例が、

挙げられていたりします。以下(↓)に引用します。

()内は私が書き加えました。


昭和初期の大陸での満州事変のような陸軍の暴走がメディアによって支持され、

世論により政府の不拡大政策(つまりマスコミは軍国主義を後押しした)は崩れた。

さらに、第二次世界大戦勃発後、ドイツの快進撃が報道されるに及び、

ドイツとの同盟論が復活し、その上英米に歩み寄る政府の姿勢をメディアが批判的に報道し、

(この頃の日本は、枢軸国とではなく、英米と親密であったのに!)

世論は対英米協調に反対を示し、それに乗じた陸軍の工作により、

協調路線をとる米内内閣は崩壊した。

一つの見方では、メディア・リテラシーの欠如が日中戦争の拡大を促し、

太平洋戦争を勃発させたとも言える。




我が家では、子供達に、


「TVからは頭を悪くする電波が出ているので、見てはいけないビックリマーク


と、何年も前から言い続けております。


TVだけではありません。

新聞も同じです。


ただ、TV、新聞全てが間違っているというのではなく、各社によって、情報発信の目的が

ある程度決まっているので、それを知った上で、TVを見たり新聞を読んだりする必要がある。


大雑把にマスコミを分別(ゴミですか?)すると、


●「親中・親朝・反米」の左寄りのマスコミの代表選手

「朝日新聞」「NHK」「TBS」「テレビ朝日の一部の番組」


●「Conservative(保守)」系のマスコミ

「産経新聞」「フジTV」


・・・・となるのですが、今時、このくらいのことは常識ですから、

ぜひ、この分別を頭に入れて、私達は、マスコミ各社の報道を見たり聞いたり

しなくてはなりません。


「TVや新聞が言っとるんだで、まちぎゃーにゃー!(間違えはない!)」


・・・では、あまりにも寂しい・・・・といいますか、頼りない。


情報を鵜呑みにせず、分析しながら、自分の頭で考える・・・・のが、

メディアリテラシーになるわけで・・・・。



で、もって、(その2)なのですが・・・・(つづく)。