打ち合わせ3点 | WAS IT ALL WORTH IT ?

午前中、ST様と打ち合わせ。

各部屋のクロスの品番を確認。


「じゃ、玄関からいきましょうか?」


「玄関の北面がまず、これで・・・・。」


「うお!これですか。いきなり・・・・・き、きましたねえ。」


多分、完成したST様へ来られたお客様は、玄関ドアを開けたとたん、

打ちのめされ、そして、粉砕されるであろう・・・・グッド!たのしみじゃ・・・・。


「LDKの壁はこれで・・・・主寝室はこれで・・・・。」


こんな調子で、クロスが決定。

その他、諸々の打ち合わせ・・・・主に今後の工程の詰め。



その後、会社に戻り、資料を持って、土地家屋調査士のU先生の事務所へ。

「弥勒寺の家」の分筆計画の打ち合わせ。

色々な会社の測量、登記をしているU先生は、おっしゃった。


「大きい会社はいかんよ・・・・弱い。

小さい所の方が、不況に強いね・・・・先生のところも頑張ってね。」


・・・・と、当社が設計事務所時代からのお付き合いである、U先生は、今だに、

ワイの事を先生と呼ぶ・・・・・。

お互い「先生」と呼び合ってしまう・・・不思議な関係であります・・・・。



そして会社に戻る。

リクルートのM山さん来社。

M山さん・・・部屋に入るなり、あるものを見つけた!


「あ!これ!」


「あ・・・・○○さんの案内書・・・・です。この前、営業に来られたようです、はい。」


○○というのは、住宅情報ナビさんの、最大のライバル不動産サイトのようで・・・。


「ちょっと、見せてもらっていいですか?」


「どうぞ・・・・こっち、安いのかな?ん?高いのか?・・・・ようわからんけど。」


「だめです。使わないでください、これ!・・・・・きゃはドキドキ


「は・・・はあ。でも、どうなんでしょう、効果あるんでしょうか?このサイト?うーん。」


M山さんの反応を見ている限り、かなりのライバルサイトであるのは、

間違いない気がする・・・・。


「おい。(と、妻を呼び)おまえ、この営業の人・・・・名刺が入ってるけど、

この営業の人、お前は会ったんだろ?どうだった?」


「どう・・・・って言われても・・・・・。」


「Mちゃんと比べてどう?」


「Mちゃんよりは、少し・・・・年上の人だったかな?」


「Mちゃんより美人やった?」


「・・・・・・・うーーん・・・・・。」


「Mちゃんの方が、美人おとめ座だろ?当然。

はい、そういうわけで、こっち使いませんからMちゃん、安心してくださいな。」


「あはははは。」


どの業界も、ライバルが多くて大変ですな。

ただ、私は、リクルートさんの「ネームバリュー」に賭けようと思っております。

もう一社のサイト・・・・運営会社がようわからん・・・・聞いたことないんですよ。

それと、一番大きな理由は、M山さんに限らず、歴代の担当者のK倉さんも、

M上さんも・・・みなさん面倒見のいい親切な方ばっかでしたからね。

リクルート社のスタッフの皆さんの人柄が一番の理由ですね。


その後、話を本題に戻し、販売計画の打ち合わせ。


いろいろと話を聞くと、明らかに年明け、好転しているような気がするのですが・・・。

ただ、住宅市場は今、真っ二つに分かれているようで、


「2000万円台のローコスト系建売住宅」


と、


「富裕層向けの注文住宅」


この二つしか、動いていないように感じる・・・。


この中間層・・・・最も、人数の多い中間層のお客様が、一番、凍っている気がする。

ですから、3500万~3700万円位の物件が、大量の在庫状態なのでは??

本来、中間層のお客様が一番、購入されていた価格が、この価格帯ですから・・・。



でも、毎年、必ず、ある決まった数のお客様が住宅を購入していたわけです。

毎年、ある街で100棟前後の住宅が売れていたのに、去年は40棟だけ売れた。

残りの60棟分の購入予定のお客様は、じっと貯金をして年を越された。

しかし、今年も変わらずの不景気ならば、今年、住宅を購入するはずのお客様は、

また、来年に購入を延期するかもしれない。


ということは、去年購入を見合わせた60組のお客様が、

もともと今年購入予定の100組のお客様に加わり、160組となる・・・・。

しかし、今年、購入に踏み切ったお客様は、また40組どまりだったとすれば、

来年購入されるお客様は、100組+(160組-40組)で、220組。


こんな調子で、お客様がどんどん年齢の低い層のお客様が繰り上がることによって、

ふんずまり(失礼!)状態になって、そこそこ景気が戻った頃に、一気に住宅購入が

始まる・・・・・おう!マイ、がっと!ビッグバン!!




・・・・楽観的すぎちゃう?ガーン汗


・・・・と、いう方もいるかもしれませんが、意外とそうでもないと思うのには、

理由があって・・・・過去のデータを見ると、景気の良し悪しにかかわらず、

必ず、毎年、決まった数のお客様が住宅を購入されていたのです。


お客様も、「いつまでも賃貸のままではまずい!」と、気づき、ある年齢で、

必ず、住宅を購入されているのです。



要は、それまでもつ会社ビルと、もたない会社ドクロに分かれる・・・・ということでは?


ま、それは、ともかく・・・今は、中間層向け建売住宅だけは、つくらんほうがいい。

当社は、富裕層向け注文住宅を、今までどうり、つくっていきます。