そもそも住設機器というものは! | WAS IT ALL WORTH IT ?

間もなく、不動産担当の私と妻は、毎年恒例?の少し早めの夏休みをいただきます。

しかし、その前に、処理しておかなければならない仕事が山積みで・・・・。

今日も、朝から走りました。


まず、完了検査を間近に控えた、某不動産会社の新社屋の現場へ。


 室内の様子です


カーペットタイル部分がOAフロアーです。

OAフロアーというのは・・・・今どき、説明するまでもありませんが、この下を、PCなどの配線が、

縦横無尽に走り回り・・・・コンセントや配線などが表に出ない、すっきりしたオフィスにするための、

新しい事務所には、今や常識のフロアーユニットです。



照明と空調設備を完了検査までに取り付ければ、検査を受けられます。

もう少しです・・・・。


設計当初、こちらの建物は、お盆前に完成し、引っ越しできたら・・・というのが、社長様の

ご希望でしたが、それより少し早めの引っ越しになりそうです。


その後、車で名古屋市内に向かう。

車内で、写真を撮りました(おまけです)。


 おまけ(その1)


名古屋で一番高い高層ビルと2番目に高いツインタワービル。

(共に、東京都庁より高い。)


 おまけ(その2)


名古屋で一番奇妙なビル。

(たぶん、今、設計していたら、建築確認がおりるのに数年かかりそうな気がする・・・・。)



そして、INAXのショールームに到着。

こちらで、某分譲住宅会社さんの住宅設備機器の標準仕様の再チェックをする。


実は、住宅設備機器っちゅーのは、どんどん新商品が開発される上、メーカーさんによって、

工夫はいろいろ、仕様は様々で・・・・はっきり言って、設計士がこのすべてを熟知することは

不可能に近い(というより、不可能)。


そこで、当社の場合は、住宅設備機器(当社はノーリツ製を使用)に関しては、ショールームに

お客様に行っていただき、そこで、メーカーの製品を熟知した担当スタッフの方に一つ一つ、

説明していただき、


「○○を▽▽に変更したら・・・・円UP。」


とか、


「この範囲でチョイスした場合は、価格の増減なし。」


と言った調子で、元々当社があらかじめ設定した標準仕様から、お客様が選ばれた仕様は、

どの程度の価格UPかが、瞬時にわかるようにしてあります。


自社の分譲住宅の住宅設備機器であっても、メーカーのショールームの専門スタッフの

力をお借りしなくては、とてもラチがあかないというのに・・・・設計だけを担当させていただく、

他の分譲住宅会社さんの標準仕様を完璧に頭に叩き込むなんてことは・・・・。


「バタフライのみで太平洋を横断することより難しい。」


ショールームの女性スタッフにカタログと商品を見ながら説明していただき、

とにかく、某分譲住宅会社さんの標準仕様のみ、頭に叩き込む。


女性スタッフの方もおっしゃっていた・・・・。


「設備商品の細かな仕様の説明は、設計士さんの仕事ではないですもんね・・・。」


そうなんですよ。

自由設計の分譲住宅の場合は、お客様、ひとりひとりに・・・ショールームに来ていただいた方が、

無駄も間違いもなくていいと思いますよ、社長様。

・・・・・と、以前に社長様に、ご説明したのですが・・・・・、


「・・・・・ごめん、先生。何度聞いても、先生が何を言っとるのか、私には全然わからんわ・・・。」


と、おっしゃっていた社長様・・・・いつか、どうか、ご理解ください、お願します・・・。



長時間、女性スタッフの方から説明をしていただき、クタクタになった頭で会社に戻り、

KH様の修正プランを完成させ、今度は、春日井市へ向かう。


KH様の所に着くと、一足先に、A銀行さんのI係長がいらっしゃり、

奥様と住宅ローン及び資金計画の打ち合わせをされていた。

そこへ私達も合流し、つなぎ融資の件や工事の工程等の打ち合わせ。


そして会社に戻り、明日の準備を時間一杯まで行い・・・・・ジ・エンド・・・・でした。