奥様の一言がヒントになった | WAS IT ALL WORTH IT ?

出勤前、


「今日は夕方まで、設計に集中するぞ!」


と、思っていたら、いきなり外構屋さんから現場に来て欲しいと

電話があり、自宅からそのまま「春日の家」の現場に行く。

カーポートのレベルの最終の打ち合わせをする。

一時間ほど遅れて会社に出勤。


会長と、高さ関係の打ち合わせをしようと思っていたら、

某敷地の乗り入れ工事の現地調査に出かけていた。


そして帰ってきたと思ったら、今度は、某様邸のTVアンテナの

取り付け工事に電気屋さんと出かけて行ってしまった・・・。


一方、私も、某建設会社さんとの打ち合わせ、塗装屋さんとの

打ち合わせが続き、なかなか会長との打ち合わせができない・・・。

図面も進まず、夕方になってしまった。


いろいろ同時進行しているため、ほんと・・・設計の進むペースが遅い。

疲れもたまってふらふらしながら某様邸に向かう。

今日は、待ちに待った給湯器の取替えの日です。


某様邸につくと、東邦ガスの系列会社の方が準備をしていた。

給湯器を見るとすでに取りはずされている。


「つい先ほど、A社さんの方が来て取り外して梱包して、

持っていかれましたよ。」


・・・・あっという間に、去って行ったようでした。


「奥様には連絡しておきましたので、取り付けを開始してください。」


とお願いし、取り付け作業が始まりました。

約40分ほどで終了。

試験運転をして、後は奥様のお帰りを待ち、室内からお湯はり等の

検査をすれば終了です。


作業中の写真を携帯で撮影し、奥様の携帯にメールに写真を添付

して送信しました。


少し待っていると、某様の奥様が帰ってこられました。

中に入れていただき、お湯はり開始。

待っている間、奥様と四方山話・・・・。


「奥さんはおいくつでしたっけ?」


「○○です。」


「私と△違いですな。ところで、毎日何時ごろ寝てます?」


「私はおそいんですよ。2時から3時くらいに寝ます。」


「え!2時から3時?!起きるのは何時です?」


「6時です。」


「マジですか?睡眠時間3時間??凄いですねえ、タフだなあ。」


「私はタフだと思います、自分でも。病気もしませんし・・・・。」


「う~む。見習いたい。その体力。・・・ん?ところで、メール届きました?」


「え?メールですか?カバンに携帯入れっぱなしだったから・・・あ、

届いてますよ。」


「写真添付しときましたけど。」


「写真?・・・あ、なんか添付されてますけど・・・・あの、これ、

この後、どうすんですか?わかんない・・・・。」


「ちょっとお借りします。こうやって、受信を押して・・・・・・・で、

こうなるんです。」


「すごい!便利ですね。私、今まで、メールしかしたこと無いんです。」


・・・・そうこうしているうちに点検終了。

床暖房も問題なく、無事給湯器は取り付きました。

そして奥様に挨拶し、会社に戻り、設計をしていると・・・・。

携帯がなる。

奥様からであった。

ま、ま、ま、まさか、また不具合?


「今度はダイニングの床暖房が動きません。」


っ~!


気を取り直し、東邦ガスのS係長さんに電話。事情を説明すると、


「私も今から某様のところに行きます。」と言ってくださった。


一体どうなっとんじゃあ・・・あわわ・・・あわわ・・・と、私がカニのように

泡を噴いていると(噴くわけなかろう!ワイは一応、人間じゃ)、

その横でなんだか妙に冷静な妻がいた。


「私はなんとなく、ちょっとした事のような気がするなあ・・・・。」


お、女の感が当たればよいのだが・・・。


某様邸につくと、小雨降る中、東邦ガスのスタッフの方が、給湯器

のチェックのため動き回っていた。

そこへ、S係長さんも到着。

スタッフの方がS係長さんに状況を報告。

給湯器は正常に動き、配管から室内へ間違いなく温水が流れ、

また給湯器に戻ってきているらしい。


室内に入り、床下にスタッフの方がもぐり点検を行う。


奥様の話をまとめると・・・・。


「私たちが先ほど帰った時、床暖房はリビング、ダイニング、キッチン

すべてがスイッチONの状態であった。」

          ↓

「その後、奥様がお子さんを迎えに出かけるため、キッチンの床暖房

のみOFFにして外出された。」

          ↓

「帰ってくると、ダイニングの床暖房が冷たくなっていた。

しかしダイニングの床暖房のスイッチはONのままであった。」

          ↓

「ダイニングの床暖房が壊れたと思い、私たちにTELをされた。」


・・・・ということであった。


奥様がおっしゃった。


「切っておいたキッチンの床暖房凄いですね。余熱で帰ってきてからも

ぽかぽかなんですよ。狭いところだからいつまでも暖かいのかなあ。」


その奥様の一言に、S係長をはじめとする東邦ガスのスタッフの方は

「もしや!」と鋭く反応した。

あれこれ点検した結果、理由が判明した。


給湯器内の温水パイプの接続が順番が違っていたのでした。

給湯器メーカーA社が給湯器を取り外した時、配管の接続順序を

次に取り付ける東邦ガスのスタッフの方に何も告げずに帰ってしまった

ため、上から順番に配管をつなぐしかなかった。

その結果、室内のリモコンパネルの部屋順と、給湯器の配管順が

食い違って接続されていたのでした。


ですから、奥様がキッチンと思ってOFFにした床暖房は、ダイニングの

床暖房だったのです。

そして、余熱で暖かいと思っていたキッチンは、実は

床暖房がガンガン効いている真っ最中だったのでした。


い~ん・・・・。


あっけない結末に、思わず、私は志村けんになりそうになったが、

目の前に奥様がいらっしゃるので、必死にこらえた。

・・・・でも、わからんかったわ、全然・・・・。


一方、さすがはプロの皆さん。

奥様の一言でよくわかりましたねえ・・・・・。


給湯器メーカーのA社の人も、さっさとはずして帰らんと、

取り付ける人に伝えといて欲しかったなあ・・・不親切やなあ。


ダイニングのスイッチを入れると、フローリングはどんどん暖かく

なってきた。

よかった・・・・。めでたし、めでたし。


時計を見るとすでに8時。

すぐに駆けつけてきてくださった東邦ガスの皆さんに感謝です。

結局、最後もS係長さんが締めてくださった・・・・有難うございます。


先ほど9時過ぎに、某様にお電話をすると、みなさんすでに

お風呂から出られて、その後も問題はおきていないそうです。


ほっとしました・・・・それでは、おやすみなさい。