「販売会」とは、違いました | WAS IT ALL WORTH IT ?

この土日、「オープンハウス」と「構造見学会」に行ってきました。

どちらも、建設会社さん主催。

全く、知らない建設会社さんに、お客様になりきって?飛び込み

訪問・・・・。


私たちが、よくおこなう分譲住宅の「販売会」とは、

業者さんの目的が、まったく違うんだなあ・・・と、感じました。


私たちの場合は、もともと商品としてつくった住宅を、


「気に入っていただけるか?」

「お客様のご予算で購入していただけるか?」


ということしか、現場で話題になりません。

なぜなら、そこに商品としての住宅が現実に建っているからです。

お客様からしてみれば、実物を見て、

「気に入るか、気に入らないか」

「買えるか、買えないか」

なのです。


しかし、「オープンハウス」や「構造見学会」の会場である建物は、

人様のもので、気に入っても買えません。


「こんな住宅をつくっています。」

「当社で家づくりをしませんか?」


というのが、「オープンハウス」や「構造見学会」の趣旨のようです。


これから、どこかの業者さんと家づくりをはじめる・・・・。

どの業者さんがいいのだろう?


そんな気持ちになりきり、会場に入った感想はといいますと・・・。


言葉遣いから身のこなし・・・教育されてます、営業マンの方。

・・・・大変だなあ、と感じました。


数あるハウスメーカーや、星の数ほどある工務店、設計事務所

の中から、家づくりのパートナーとしてお客様に選んでいただく

ということは、並大抵のことではないんだなあ・・・。


商品としての「土地付き一戸建て」をつくって、お客様に購入して

いただく分譲住宅のほうが、

自分には合ってる、とつくづく感じました。


営業マンにならず、技術屋に徹すればいいのですから。

言葉遣いを教育される時間があったら、しっかりとした、

設計や工事を、するほうが私たちの場合は大事です、きっと。


設計事務所の頃から、私たちは、「オープンハウス」をおこなった

経験がないのです。

初めから、私たちのことをよく知っているお知り合いの方から

設計のご依頼をいただく・・・というのがほとんどでしたので。


完成した建物を、じっくり見て選べる分譲住宅と違い、

家づくり(注文住宅)は、0から物をつくっていく行為。


お客様が、業者選びに慎重になるのも無理もありません。


お客様と面識のない業者さんが、お客様から、

選ばれるというのは、また別の努力がいるんですね・・・。