ブロッサムのことは 何度か書いたので

みんな少しは知ってると思う

彼女が大好きなミルクティのこと

初めて花火を見た日のこと

だけど まだまだ

彼女については ネタがつきることがない

 

前にも言ったかもしれないけど

ブロッサムってホントにドジで

ちょっと人が思いつかないくらいの

あらゆるタイプの失敗をする

 

中でも今日の失敗は

最大級の最悪の 嵐みたいなものらしく

今 ブロッサムはベッドの上を

あっちへ転がり こっちへ転がり

なんだかまるで

背中にくっ付いたとげとげの種を

必死で取ろうともがく猫みたい

 

ことの発端は昨日の晩

 

彼女はちいさな詩を書いた

ほんとは”誰かさん”宛てだけど

さすがに彼女もためらって

ただ風に「空まで運んで」とお願いした

きっと それは 誰にも読まれず

風に流され消えていく

でも ある意味それで満足で

でなきゃこんなこと意味がない

 

そして事件は今日のこと

 

ブルーグリーンのスクリーン

彼女が飲むのはミルクティ

彼から届いたメッセージ きっとこれは偶然

だって彼は知らないはず 私が書いた昨日の詩

だからこれは私宛てじゃない

きっと他の人のためのもの

彼女はサラリと返信して

間違えて期待しないよう

ぜんぶなかったことにする

 

なのに何だか気になってる

どこかで聴いたその歌の

その言葉には覚えがある

 

信じられない!

今更かもしれないけど 確実にそうだけど

手遅れなんだけど これは大失敗

メッセージは彼女への返事

信じたくない!

今更かもしれないけど 確実にそうだけど

手遅れなんだけど これは本当にかなりの大失敗

消したくても消せない 素っ気ない返信

 

だから今 彼女はベッドでのたうち回ってて

溜息だけで呼吸して 何とかギリギリ生きている

かわいそうなブロッサム

一生そのドジ、治らないんだろうな…

 

 

 

 Fin.