私は興味がある事はとりあえずやってみるという
性格なので、大人になっても習い事はそれなりに
やってきました。
その中で、どうしてもある事が許せず秒で辞めた
習い事があります。
それは、二胡です。
二胡は中国の楽器で、二本の弦の間を馬の尾の毛
を張った弓でこすって演奏します。
女子十二楽坊でも弾かれていましたね。
いつの間に13人になったのかは謎ですが
レッスンはグループレッスンで、
私含めて5人くらい生徒がいました。
先生は中国人の60代くらいのおじさん。
1人1つずつ楽器を渡されて、先生が指定した
フレーズを1人ずつ弾いていくという流れでした。
上手く弾けないと、違う違う、こう!と先生は
言いお手本を弾いてみせてくれました。
と、ここまでは普通のレッスン風景だと思い
ますが、この後許せない事が起こりました。
お手本を弾いた後、先生はそのまま数分間曲を
弾き続けてしまうのです。目を瞑りながら。
最初はたまたまかと思いましたが、それが毎回
続きそのうち私は耐えられなくなりました。
なによ自分の演奏に酔っちゃって。
これじゃレッスンにならないじゃない‼︎
オメェ、そろそろ止まれ
とは言いませんでしたが、
結局2回しかレッスンには出ずに辞めました。
未だに“ニ胡”という言葉を聞くだけでこの事件の
事を思い出します。 ←根持ち