政府が日本学術会議の新会員候補の一部を任命しなかった事がメディアを騒がせている。概要は以下の通り。

 

朝日新聞の記事より

「学者の国会」ともいわれる日本学術会議で、長年守られてきた人事の独立が破られた。会議が新会員として推薦した105人のうち6人が、菅義偉首相によって任命されなかった。政府から理由の説明は一切なく、会員らからは「学問の自由を保障する憲法に反する行為」と批判が相次いだ。

 

政府に批判的な学者の任命を拒否するという判断はどうかと思うが、一方の日本学術会議とその取り巻きも五十歩百歩のレベル。

こういう時に学問の自由を持ち出す二枚舌。

 

というのも、日本学術会議は「戦争を目的とする科学研究には絶対従わない」と声明を出して大学が軍事分野の技術等の研究を行わないように謳っていた。そのスタンスは今も変わらない。

 

防衛装備庁が2015年に始めた安全保障技術研究推進制度(※ざっくりいうと安全保障分野の技術研究を行う科学者に防衛装備庁が補助金を出す制度)についても日本学術会議は懸念を示す声明を発表している。

 

こうした声明を受けて同制度への応募を止めた大学も出ている。

 

本当に学問の自由を担保するなら、軍事分野の技術研究も認めなければいけないし、声明を出して軍事研究を抑制するようなことをすべきではない。しかし日本学術会議は軍事研究については学問の自由の範囲外とでも言わんばかりのスタンスである。

 

そのくせ今回の任命拒否については学問の自由を持ち出す。まさに二枚舌。

 

我が国の国防への貢献を批判しておきながら、一方で日本学術会議は中国の国家プロジェクトである千人計画なるものに協力していたというのだから呆れる。

 

日本学術会議は凝り固まったサヨクのイデオロギーに毒されている団体なのである。税金で運営されながら日本の国益に反することをやっていて、しかも任命拒否されたから学問の自由を持ち出して政府批判をするって虫が良すぎませんかね??