イギリスが国民投票でEU離脱を決断した。

 

EU加盟国やイギリス国内のEU残留派からの批判も激しいから、国民投票という民主主義的手法で決した以上はイギリス国民は投票結果に責任を持たねばならない。

 

さっそく各国から批判や懸念の声が起こり、日本の政党やメディアも軒並みEU離脱に懸念を表するコメントを出している。

 

私はあえてイギリス国民の決断を支持する。この結果は、グローバリズムへの反撃とみなせるのだ。

 

投票結果について、元衆議院議員の西村真悟さんは『現在世界で経済金融を中心にして進行している「グローバリゼーション」に対する「ナショナリズム」の反撃だと捉えるべきであろう。』と評価している。

 

EUに加盟している以上は、主権の行使に一定の制約も付く上、移民の流入等の煮え湯を飲まされてきたイギリス国民がEU離脱を決断するのは、健全なナショナリズムの芽生えといえる。

 

我が国はイギリスの習うべきだ。「バスに乗り遅れるな」とTPPを推進し、進んでグローバル化の流れに身を投げいれる馬鹿な政治家やメディア、評論家がいかに馬鹿げているかということに気づくべきだ。

 

所詮、EUを始めグローバル化というのは空想の設計主義に過ぎない。利益よりも弊害の方が大きいのだ。

 

イギリス国民に続き、我々日本人も目覚め、亡国のグローバリズムに歯止めを掛けようではないか。今こそ健全なナショナリズムを復興し、攘夷の気概を持たねばならない。