昨日は天長節で皇居の一般参賀に行ったが、そのあと東京駅周辺で昼飯を食べ、その足で靖國神社に行った。靖國神社の拝殿に参拝しようとした時に感動的な体験をした。


靖國の拝殿前の鳥居近くには、シナ事変や大東亜戦争で戦死した英霊の遺書が一通ずつ月替わりで展示される掲示板がある。


その掲示板に書かれている海軍少佐・矢野徹郎命の遺書を友人と見ていた時だった。隣にいたおばあさんが「これ、私のおじさんの遺書なんです」と突然話しかけてきたのであった。


いきなりのことだったので自分は動揺したが、そのおばあさんは娘さんと二人で四国から遥々とおじさんの祀られている靖國神社に来たというのだ。


「とても優しいおじさんでした」「私は直に遺書を見た事があります」「おじさんは仲間を見届けた後に自分も出撃したのです」と色々と話を聞かせてくださった。


こうした特攻隊員の遺族の方の重みのある言葉に対し、自分はうまく話を返す事が出来なかった。今思えばもう少し質問でもしてみれば良かったと思うが後の祭りだ。


しかし、遺族の方の話は本当に心に響き、平和の尊さと英霊への敬意を持つ事の大切さを改めて認識させてくれるには十分だった。


貴重な話をしてくださったおばあさんと娘さんの元気を祈りたい。


その後、友人と永遠の0を鑑賞するために靖國神社を後にしたが、永遠の0も特攻隊員を題材にした映画だ。何かの偶然だろうか、本当に感動的な体験だった。