昨日、2013年参議院選挙が公示された。これから21日の投票に向け各党の熱い選挙戦が始まる。


自分のところにも選挙権が届いたのでどの候補に投票するか迷っているところであるが、絶対に安倍自民党には投票してはならないと思っている。


その理由として挙げられるのは、安倍総理は愛国者の仮面を被った新自由主義者・自虐史観保持者であり、自民党の向かう先は戦後体制の完成によるアメリカ傀儡国家の樹立と国体の破壊であるからだ。


安倍自民党は端から負け戦が決まっているTPPに参加を決めただけではなく、アベノミクス第3の矢で新自由主義者の回し者と化し、日本を弱肉強食のグローバル秩序に組み入れる政策を次々と出している。


市場原理主義経済が最も定着しているアメリカでは、格差が増大し、多くの貧困層が生まれている。なんと全人口の16パーセントが低所得者向けの福祉サービスであるフードスタンプを利用している程である。


安倍自民党の行う経済政策はこのようなアメリカのような地獄絵図を日本に持ち込むことになる。これに加え道州制の導入までもが加われば国体の破壊をもたらす。


多くの保守系ブロガーなどは未だに「安倍ちゃんしかいない」と自民党への投票を呼び掛けている。中には安倍自民党を批判する保守派の事を「保守原理主義者」などと小馬鹿にした阿呆もいる。


これらの自民党崇拝者の特徴として自民党が憲法改正を掲げていることを理由に、自民党への支持を表明する者が多い。


自分も自主憲法制定に大賛成である。これまでも改憲・自主憲法制定を最優先にすべきと主張してきた。


しかし、今回の選挙で自民党を勝たせて改憲が実現しても、その前に徹底的な新自由主義経済政策の導入でアメリカ傀儡国家になってしまえば、それ即ち戦後体制の完成であり、改憲を行ったところで新生日本軍はアメリカの傭兵と化しアメリカンスタンダード押し付けのための「侵略戦争」に利用されることは目に見えている。


かつてユニクロの国賊社長・柳井が日本人の年収が100万円を切るようになっても止むをえないと言っていた。グローバリズムに迎合した国家は国民生活が破壊され、本当に年収が100万円以下になるような超格差社会が到来する。


その上、国民は鬼畜アメリカの行う侵略戦争に加担することを余儀なくされる。かくして日本は美しい国から醜い国への変貌する。こんなことを到底許すわけにはいかない。


そこで今回の選挙で最優先することは国体と豊かな国民生活を守ることだ。したがってTPP阻止と反新自由主義を最も重要視すべきだ。


この期に及んで安倍自民党を崇拝し、支持を訴える保守派は日本解体に加担する愚かで救いようのない思考停止の国賊である!