近頃、在日特権を許さない市民の会(以下、在特会)を始めとする極右排外主義勢力による過激なデモが相次いでいる。


彼らはデモで日の丸や旭日旗を掲げ「朝鮮人を殺しにきた!」などと叫び、「良い朝鮮人も悪い朝鮮人もどっちも殺せ」など人間の品性を疑うような主張を書いて狼藉を働いている。近頃では沿道の一般人にまで罵声を浴びせる始末だ。


在特会などはこのようなデモを行い愛国者を気取っているが、常識的な感覚からすれば、あのような行動を支持する人などいないであろう。


在特会を批判すると必ず在特会信者は「綺麗ごとを言うな。綺麗ごとで国は守れない」と反論してくる。しかし、新大久保等の沿道で騒音をまき散らし暴れるデモを行ったところで一体世の中の何が変わるというのか?


在日朝鮮人、韓国人への優遇を許している日本の社会制度が気に入らないのであれば、それらの制度を変えられるように政治や行政に訴えたり世論の共感を得られるような行動をするべきであり、国内の在日を目の敵にして罵詈雑言やヘイトスピーチを浴びせるのは全くの無意味だ。


在特会のように暴れて過激な行動をすれば国を守れると考える方がよっぽど「綺麗ごと」なのである。


また、排外主義勢力の中には、自らの境遇や社会への不満を抱えた者が、「愛国」にアイデンティティーを求め、在日を目の敵にして攻撃し愛国者を気取り、鬱憤晴らしを行っている者も多数いる。彼らは愛国者などではなく日本の恥だ。


在特会などは愛国者を気取っているが、彼らのデモが日本を守る上で全く意味が無いばかりではなく、逆に日本を貶めているという面を見逃してはならない。


実は在特会のような差別を煽るデモを見た一般人は、ドン引きしている。そして多くの一般人は愛国心を危険な物と認識するようになってしまうし、外国人の中には「ああいう排外主義者が日本にもいるのか」と日本にマイナスのイメージを持った人もいるという。


排外主義は最も日本人が避けるべきものである。日本はかつて人種差別撤廃を掲げ大東亜戦争を戦い白人至上主義に終止符を打った。なのにその日本人が自ら排外主義に陥ってはならないのである。


また、在特会が日の丸を掲げていることで日の丸がまるで排外主義の象徴であるかのように見られてしまっている。


日の丸は太陽神・天照大神を起源に求める日本が誇る旗であり「和をもって尊しとなす」日本のおおらかな精神を象徴した物である。


その誉れ高き日の丸が排外主義の象徴として使われている。きっと日の丸は泣いているのではないか。日の丸を貶めている点で在特会こそ売国奴だ。


差別、排外主義を煽り乱暴狼藉を働くデモに掲げられて日の丸は泣いている。排外主義勢力は恥を知るべしだ!