自分は今、どこにもぶつけようのない怒りと不安、そして危機感を持っている。いつもそれを持っていながらどうせうれば世の中がよくなるのかという回答を見出すことができずに、自分の無力さを痛感している。
その不安や危機感と言うのは日本人の心が腐敗していくことについてである。ここ数十年で確実に日本人はおかしくなっている。恥という概念すら希薄になり、石原都知事の言葉を借りれば「我慾」が日本人のアイデンティティーになりつつある。
幕末や明治に来日した外国人の誰もが感嘆した日本人の礼儀正しさ、清楚さ、思いやりの心などが確実に無くなっている。
今日靖國神社に散歩しに行き、毎月1回欠かさず行っている参拝をしてきた。ついでに遊就館に足を運んだのだが、ちょうど有名人が書いた雪洞の展示を行っていた。そこには石原裕次郎や、鶴田浩二、小林幸子、三國連太郎、松田聖子など名だたる有名人の奉納した雪洞が展示されていた。
そのなかで伊藤四朗さんの雪洞がとくに目を引いた。そこには「兄よ父よ祖父よ今この國がおかしくなってます」と書いてある。漠然とではあるが、伊藤四朗さんの言葉の意味が浮かんできた。今の日本では政治も教育も社会もおかしくなっている。確かにその意識は漠然とではあるがしかし危機感さえ覚えるのである。何かがおかしい。
唯一確信を持って言えるのは政治も教育も社会の乱れも皆、人心の乱れに原因があるのではないかということだ。
2日前に自殺した樺山都議のブログを見てみた。6月28日のブログには、樺山都議が電車に乗っていたところ車内を行き来しながら大声で電話をしている女子高生の話が書いてある。樺山都議が注意しても電話を止めなかったので女子高生を叱ったが、その後反省の色も見せず女子高生はく「今さぁー、変なオヤジが、ケータイを止めろってウッセーンだょー。信じらんネェー!」と電話を続けたという。そして女子高生は電車を降りた後に「くそじじいー!」と叫んだという。
樺山都議はそのブログの最後に「嗚呼 世も末である」と書いている。
うむ、世も末だ。確実に破滅に向かっている。自分も樺山都議のブログを読んでうなずいた。
どうすれば日本を救えるのか、どう行動すればいいのかは自分ではわからない。本当に無力だ。ああ無情。
しかしこの漠然とした感覚でいいからこの感覚を1人でも多くの国民に共有してもらいたい。本当にこのままではあと数十年後、日本人という民族のアイデンティティーは完全に崩壊し「我欲」のみが残る。
人心乱れて国滅ぶ。日本は確実に破滅への道を歩んでいる。