平沼赳夫先生が与謝野氏らとともに新党を結成する方針が具体的になった。ニュース7を見たら平沼赳夫先生は新党の政策に自主憲法制定と集団的自衛権行使を掲げるとインタビューに答えていた。(平沼赳夫先生は日本国憲法はGHQの占領下で作られた憲法であり、無効であるとして憲法改正と言わず自主憲法制定という言葉を使っている)自分はこのインタビューを見て非常に嬉しかった。2000年代に入って憲法改正議論は活性化してきて、機運が高まったかに見えた。しかし安倍内閣の崩壊とともに憲法改正議論は急に萎縮してしまった。鳩山総理も「自分の在任中に憲法改正をするつもりはない」と言っている。まぁ鳩山総理の持論である日本の主権を一部国連に移譲するという憲法草案での改正には反対だが。とにかく政権交代によって憲法改正はまた遠退いたと嘆いていたが、平沼新党が憲法改正を掲げるということで憲法改正議論活性化に期待が集まりそうだ。
日本国憲法制定時とは世界情勢は激変している。確固たる安全保障を確立するためにも、また国際貢献のためにも憲法改正と集団的自衛権行使は絶対に必要だ。そもそも自国を守る自衛軍保有を60年以上認めてこなかったこと自体が異常なことだが。それに憲法改正を掲げて立党したはずの自民党は福祉や経済ばかりを唱え、いつかは憲法改正の使命と自覚が無くなっていた。つまり選挙で票を集めることばかり考え、国の在り方を考えてこなかった。その中で平沼新党結成は朗報かもしれない。平沼新党には憲法改正議論活性化の急先鋒になって欲しい。しかし憲法改正にはやはりマスコミの反応は冷ややかで朝日系列のスーパーJチャンネルでさっそくコメンテーターが「日本に憲法改正をしている余裕はない」と平沼赳夫先生を批判していた。確かに今の日本の景気等を考えればそう言いたくなるかもしれない。しかしそうやって先送りして憲法改正を避けてきたからこの国の国防も外交もおかしくなったのではないか!将来の日本の在り方を考えた場合、今ここで憲法改正をしなければいつやるのか。真剣に国の在り方を検討し、憲法改正議論をするべきだ。何よりも平沼新党が憲法改正を掲げることを歓迎したい。