あれから1週間も経たないある日の夕方の開店間際に、古池が青い鳥にやって来た。


『ママ、小枝ちゃん、例の薬を今日は持ってきたからな』





『えっ先生ホント!嬉しい...』





『そう、この薬は一度飲むとな、一生の効力を発揮し続けるんじゃよ』


『この新薬は、少し甘い味も付けてある白い粉だから飲みやすい筈じゃよ』





『わぁ~先生ありがとう!』

そう言って常子と小枝子は、その場ですぐに飲んだ。






その後、古池教授の新薬の効果がでるまでには、それほど多くの時間は必要なかった。


常子も小枝子も、以前はどこか蔭のある重い感じであったが、今ではまったく見違えるような女性となり、まるで太陽が周囲の星たちに笑顔のエネルギーを振り撒いているように輝いていた。




そしてお店を訪れるお客たちは、みな一様に『なんだか最近、ママも小枝ちゃんも眩しいくらいに輝いて、生き生きしているよねぇ~』

と言われるようになり、以前訪れていたお客らもまた足を運ぶようになった。


そしてお店は昔の活気を取り戻し、開店直後から客足の途絶えない場に戻っていった。