「ボクは神の国の石だからだよ」

「あの河川敷で ずっと 君を待っていたんだよ」

「君に会うために 何年も・・・」

『へぇっ そうなの なんで 私に会うために?』

「それは君が優しい心の持ち主だからさ」

『えっ そうなの?』








ある日ちひろが。

雑色商店街の広瀬文具店辺りを歩いていると。

小さな女の子が泣いていた。

『どうしたの?』

ちひろはその女の子に話しかけた。