『ウチには少しの畑と、鶏20羽、ヤギ3頭しかないので すけど・・・』
『精一杯となると・・・』
『ヤギでもいいでしょうか? 一頭ですけど』
『ヤギ一頭で請けてやるよ』
『俺はお金を得るために請負人をやっている訳ではない』
『成功したら』
『そのヤギでいい』
『分かりました』
『一番肥えたヤギをお渡し致します・・・』
『ほんとに有難う御座います』
今朝からの強風で。
その男と待ち合わせをしていたカフェの。
窓ガラスがカタカタ鳴っていた。
哲郎は翌日から依頼に取り掛かった。
そして、三日ほどで男の依頼を解決してあげた。
『こんなに早く解決して頂けるとは・・・ほんとうにありがたくて。。。』
男は目に涙を溜めて。
哲郎にお礼を述べた。
『イヤ、気にするな』
『こんなの容易いことだ』