純は青葉台団地の中へと車を乗り入れた。
この日は秋だというのにとても残暑の厳しい日だった。
車を停止させ、後部の大きな扉を開けて、両手で180サイズの段ボールを抱え、扉を閉めた。
『この箱、随分重いけど、何が入っているんだろう・・・』
純は独り言を言って、団地の階段を駆け上がった。
団地の公園では、多くの子供たちの声が4階建てアパートに反射し。
また公園に渦を巻きながら返っていた。
ピンポーン!
『宅配便のアオクマでーす!』
『鈴木さぁん』
少しして。
部屋の中から返事が返って来た。
『はぁい いま開けます』
部屋の中からパジャマ姿のままの紀子が玄関へ出て来た。