『ん?』



『背中の方から少し動けるようになってきたみたい・・・』

ベボンゴはヌッサレに伝えた。



『ん、僕もそうだ』



メシッ ピリッ バリバリっ・・・



全身を覆っていた殻が、段々と割れて来た。




そして。

涼しい風が全身を包み込んだ。


スポっ!




『あれ?』

『手足が自由に動くよ』

『首も動く』


二人は殻から外へ出て。


自由に動く自分の身体に驚いていた。



知り合った頃は幼虫だった二人は。


殻を脱いで立派な成虫となっていた。





『この先も歩いて、冒険を続けよう』


『そうだね』






とその時。