ぅぅぅっっう... 痛っ...
一夫は音にもならないような小さな声を洩らした。
そうして、ほんの少し身体を動かした。
ぅ...ここはどこだろう...
俺はどうしてここに横たわっているんだろぅ~。
朝、セットした目覚まし時計にまったく気づくことなく、30分以上寝過ぎてしまったような寝ぼけ顔の一夫は、左下腹部の痛みを覚えながら目を開けた。
『えっ? ここはどこなんだ』
『俺はなんでこんなところに居るんだ...』
うす暗い闇のなかに、仄かな弱いスポットライトが、ロウソクの炎のようにゆらゆらと揺れている・・・
その丸いあかりの灯る中央に、一夫はひとり座り込んでいだ。
《ぉおお~目が覚めたか...!》