※日本親戚=過去の【マジカルバナナ2015年版】をご参照くださいませ。
※明日からのタイに備えて、家をしばらく空けるので、掃除や片付けをせっせとやっていた。
14:00 干していた布団をひっくり返そうとベランダへ出たところ、隣人で一人住まいのお婆ちゃんがひょっこと顔を出して、「ちょっといいかしら?」と話しかけられた。
玄関の扉を開けると、ささっと私の玄関内へ入り込んできた。動きが速い。
このお婆ちゃん、いい人なんだが、いかんせん話が長い・・・
私を最近見なかったので心配してたんだよ、とか、上の階に引越してきた女が香水臭くて嫌になっちゃうよ、いうようなことをマシンガントークで一方的に話すので私はその間、「はい、へえ、うんうん、えー!」という相づちを1,000回はうったかと思う。
そして、わざわざベランダから話しかけてくるほどの重大なことは何だったかといえば、
【泥棒がしょっちゅう入って困っているんだ、あなたも気を付けなさい】ということ。
お婆さんの家、玄関の鍵が4つもついているのに泥棒入ります?と突っ込んだら、「入ったんだよ!」と怒られた。その後、あーだこーだ話ながら(正しくは、話されながら)、じゃあこれからもよろしくお願いします。ということで〆まして。
部屋に戻ったらすでに、14:30・・・30分もつかまってしまった。
でも、私なんかでも、ほどよい話し相手になったかしら。そうだといけれど。
************
閑話休題
************
スカイダイビングの話
念願だった、いつかはやってみたいと思っていたスカイダイビングをグアムの地で叶えることができた。
参加者は私と友人の3名に、台湾人カップル2名と同じく台湾人の1人参加の女性の計6名。
基本の高度は2,400メートルから。それより高度を上げる場合は追加代金を支払います。
友人2名は「初めてなので2,400で」
私+台湾人カップル+台湾人女の子の4名は最高度の4,200メートルを選択。
人生で最初で最後かもしれないから、私は一番高いところから飛ぶ!と、話すと、スタッフの方も「Yeah ! Huu~!」というテンションだった。
そして、誓約書にサイン。死んでも自己責任。
青いオーバーオールのつなぎに着替えると、各インストラクターと対面、握手と自己紹介をする。
私を担当してくれるインストラクターの名はMR.ボストン。
「死ぬときはボストンと一緒だ。」と思った。
友人含め、他の方々はインストラクターと和気あいあいと話しながら、ハーネスを装着している。
友人の一人はお茶目な「ヒロシ」と名乗るインストラクターが担当になり、ヒロシが友人を何かと笑わせている様子で円滑なコミュニケーションをとっている!
・・・一方の私とボストンコンビときたら、まあ~ボストンが無口!!
挨拶をしたときに私は、「名前がボストンということはボストン出身ですか?」と、非常にしょうもない質問をしたら、無視された。
180センチを超える大きな体、タトゥー、金髪、黒いサングラス、笑わない。。。
ボストンよ、怒ってる?キャラ?面白くない質問してごめんよ。やっぱり機嫌悪いの?
ボストン!!!
こんなかんじで、ハーネスを装着した6名+インストラクターこりゃまた6名は小型セスナへ乗り込む。
離陸して10分ほどすると、高度2,400メートル地点へ。もう雲の上です。
トップバッターの友人は、ヒロシにゴーグルをつけてもらっている。
セスナの扉が開く、友人の両足が外へ放り出される。
特に、合図もなく、ヒロシのタイミングで、ひゅい~っと飛んで行った。
台湾人の方達と私は「ファイティ~ン」と、もう一人の友人へも声をかける。
そして、ひゅい~っと飛んで行った。
バンジージャンプと違うのは、自分の着地点がまったく見えないので、不思議と恐怖心を抱かなかった。
2名が飛んで行ったあと、残る我々を乗せてセスナはさらに高度を上げていっきに上昇。
5~6分だったか、とうとう4,200メートル地点へやってきた。眼下に広がる雲さえも、すでに遠い。
私はこの間、ひたすら窓から外を眺めていた。怖さはない。
別の意味で、ドキドキはしていた。真後ろのボストンに。
セスナに乗っている間、ほとんど会話はない。
なあ、ボストンよ。緊張を和らげる会話をするとか、ないのかね。
これは、ボストンの業務怠惰ではないか、と思い始めてきた。
他のコンビはヒロシを始め、コミュニケーションを取り合っていたぞ。
私がヒロシと組みたかった!何回ヒロシ、ヒロシ言ってるんだ。ヒロシ。
私は順番的に最後だったので、台湾人へエールを送る。
皆それぞれに、覚悟を決めたような、実に爽快な表情で、扉口へ進み、先ほどのように両足をプラン~と放り出され、インストラクターのタイミングでひゅい~と飛んで行った。
とうとう残るは私はとボストンペア。
ボストンに、後ろからゴーグルをつけてもらうとき、飛ぶ直前に「Are you ok?」の声かけ。
いちいちドキドキしつつ、「OK !」と言って私も扉へ近づく。
ずっと後ろに座っていたので、このとき初めて足元の景色を見た。
「きゃーーーー空!」
と、思うのと同時に堕ちていった。
最初の2秒だけジェットコースターの落ちるあの感じがあります。
ぐっと我慢して堪えると、不思議なことに、気持ち悪さがなくなりました。
ボストンに肩をたたかれるのを合図に、両手を広げる。すごい、スピードを感じる瞬間。
頬を風が叩き付け、腕を持っていかれそうなほどの勢い。時速200kmを生身で体感。
フリーフォールの状態が約1分続きます。
恐ろしいほどに冷静で、視界が明瞭で、気持ちがよく、最高です!
ふと下のほうを見やると何と、雲の上に丸い虹がかかっている。
これには感動で、思わず後ろのボストンに話しかけた。
私「ボストン!ボストン!!」
ボストン「YES ?!」
私「ルック! レインボー!」
ボストン「YES !」
それだけかい!まあいいや!
とにかく感動。
雲の上を、虹の上を、私が飛んでいる。見下ろしている。
そして、自分の体が雲の中を突き抜けていく。
視界が白い小さな雲の塊でいっぱいになる。ものすごいスピードで切り裂いていく。
まるで映画のような、何と表現していいのかわからないほど。
こんな体験は初めてだ。本当に本当に感動した。
パラシュートが開くと、一瞬上昇し、そのあとは5~6分ほど時間をかけて空中遊泳を楽しむ。
右へ左へ旋回しながら、やがて近づいてくるグアムの青い海や、街並みを見ながら、ゆっくり着地点へ近づいてく。
先に飛んで行った台湾人の方々のパラシュートも下のほうで、ゆらりゆらり飛んでいる。
よろけることもなく、しっかり着地。すでに終えた友人2名も待っている。
ボストンと一緒に死ぬことはなかった。生きて帰ってきた。
体が余韻を感じてふわふわしている。
ボストンが証明書を渡してくれた。握手をする。顔見る。ちょっと笑顔。
こういうキャラなんだろうな。シャイなの?怒ってる?
「GOOD ?!」と聞かれたので、思わず、「I LOVE YOU」と言いそうになった。
きっとまた無視されると思ったので、「VERY GOOD ! THANKS !」と言うのが精いっぱい。
吊り橋効果ならぬスカイダイビング効果。
その後、Eggs Thingsでパンケーキを食べたが、胸がいっぱいで2枚しか食べれなった。
きっと、ボストンのせいね。
とにもかくにも、私は4,200メートル飛んだ!!嬉しい!!
またやりたい。空を見上げると興奮する。。
スタッフの人に聞くと、アメリカで高度8,000メートルから飛べるところもあるらしい。
酸素ボンベを背負って。これはやるしかない。新婚旅行でどうかな。
朝いちでスカイダイビングをしたので、午後はホテルのプールで遊ぶ。
プールに付け備え付けのバスケットゴールで、フリースローをしていたところ、庭掃除の青年も混ざって一緒にやる。グアムっぽい。私のほうが上手だった。
2泊3日組の2名は明日から仕事だ。午後に帰国。
マラソン、シーウォーク、スカイダイビングと、スポーティ&アクティビティ続きだったので、ちょっとおしゃれもしなくっちゃ。
3泊4日組の我々3名は夕方から、少しおしゃれをして、ヒルトンのバーへ。
ハッピーアワーのお酒を飲みにいきました。
お店の人に写真撮影を頼んだら、スタッフが4人も集まってきて一緒に写りこんできた。
このフレンドリーさと図々しさの混然一体!
BBQ with ファイヤーダンスでは、ダンサーに手を引かれ、ステージで一緒に踊りました。
ダンサーがかっこいい。。グアム人、かっこいい人多いです。
色々書きたいことありますが、省略省略で、最後の夜は寝る前に、ビーチへ出て月を見ながらビールで乾杯。
少し酔ったのか、プールサイドのデッキチェアで、ワンダーコアのマネをしていたら、勢い余って後ろへひっくりかえった。すっころりーん、と。そして近くにいた外国人に笑われる。
あぁ、恥ずかしい。笑え!
その直後に、長崎から来たという3人組の男にナンパをされる。グアムらしい。
よくも、ワンダーコアのマネしてデッキチェアごとひっくり返った女に声かけようと思ったな。と感心。グアムらしい。
そして帰国しました。
総括:楽しかった。これに尽きます。マラソンは本当に暑くて苦しかったけど、それを乗り越えてからのアクティビティだったからこそ、余計に楽しめたのではないかと思います。
また行きたい!