長野県諏訪郡下諏訪町にある
武田信玄ゆかりの名刹
慈雲寺(じうんじ)は
美しい石庭もまた魅力的なお寺
境内には美しい
枯山水庭がひろがる。
趣ある慈雲寺の山門前の参道で
心の中を“無”にしたら・・・
山門をくぐって境内へ
山門をくぐってすぐ
樹齢400年とも言われている
天桂の松
天桂の松の先に、本堂が。
その本堂を取り囲むように
石庭がひろがっていました。
庭園の名は
帰錫庭(きしゃくてい)
作庭は
神戸の祥福寺の僧・河野太通老大師。
武田信玄ゆかりの寺だけに
武田菱を連想する石もあちこちに。
巨石と、小さな石が
白砂の上に浮かぶ
見事な調和。
本堂の屋根を見上げると・・・
二つの紋章が。
ひとつは諏訪梶
近くの諏訪神社の神紋にもなっている
諏訪氏の家紋
もうひとつは
武田菱
武田信玄ら武田氏の家紋
武田菱は、
石庭内のあちこにも。
長野にいながら
京都の寺院の庭園を見ているような。
まるで
本物の海の巌にあたって出来る
波紋のような美しい白砂
庫裏でいただいた
帰錫庭 尊者石配置図
石庭のなかに
お釈迦様の十大お弟子さんを表した石が
配置されていました。
ただ、石庭をさらっと見るだけでは惜しいので
庫裏でこの尊者石配置図をいただいて
ひとつひとつをじっくりと♪
①摩訶迦葉尊者(まかかしょうそんじゃ)
執着がなく、頭陀(ずだ)第一とも言われ、釈迦の信頼が厚かったとされる。
開山堂と本堂の間の庭に
②阿難陀尊者(あなんだそんじゃ)
※背の高いとがった石
③羅睺羅尊者(らごらそんじゃ)
羅睺羅尊者は、お釈迦様の実子とのこと。
④優波離尊者(うばりそんじゃ)
⑤須菩提尊者(しゅぼだいそんじゃ)
⑥舎利弗尊者(しゃりほつそんじゃ)
知恵に優れ、知恵第一とも言われている仏弟子。
⑦迦旃延尊者(かせんねんそんじゃ)
⑧阿那律尊者(あなりつそんじゃ)
失明と引き換えに天眼(てんげん)を得たことから、天眼第一とも。
天眼=すべてを見通すことのできる眼。
⑨富楼那尊者(ふるなそんじゃ)
⑩目犍連尊者(もつけんれんそんじゃ)
超自然的能力に優れ、神通(じんずう)第一とも言われる。
十大尊者の石を鑑賞したあと
境内を出る時、
お地蔵様たちがお見送りしてくれました。
横に並ぶお地蔵様を縦構図で撮るとこんな画に。
手前からふたつめのお地蔵様の顔にピントを合わせてみました。
どうか
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