AAK正崎・・・ 第三の戸建・新古民家・現代町家 -2ページ目

AAK正崎・・・ 第三の戸建・新古民家・現代町家

街や住まいに対する「気づき」と「提案」です

■ここから眺める海が好き





忙しくて事務所2階のアトリエに泊まりっぱなしでめったに明石に帰れませんが、帰るときはよく途中下車してまったり~ニコニコ

Air Aqua Keeper 第三の戸建




Air Aqua Keeper 第三の戸建




Air Aqua Keeper 第三の戸建




1-0 景観文化私論


1-1 石切テラスの夕日・・・竣工を祝う祭り


1-2 国に頼らない商人文化のまち大阪船場


1-3 きた&みなみ


1-4 京都その1


1-5 東京は今


1-6 琵琶湖その1

1-7 琵琶湖その2


1-8 琵琶湖その3





以上は→http://aakgp.biz/?p=959





1-9 通天閣!





関西魂をビジュアル化した景観のひとつとして「あべの天王寺」があります。最近日本一高いビルがオープンしたばかりの偉大なる田舎です。何事もひとくくりにして簡潔に表現すると誤解をまねきますが、あえて東京タワー「田舎」なのです。





「自由」と言う価値以外にたいしては、全て笑いとばしてしまおうとするスピリットが関西魂です。だから「自由」に対して規制をかけてくる権威には首を垂れるどころか腹の中ではクダラネーと鼻にも引掛けていません。





こんな魂が炸裂する偉大なる田舎の中心地がここです。ここではストリートミュージシャンすらこうなってしまいます叫び




Air Aqua Keeper 第三の戸建




Air Aqua Keeper 第三の戸建




Air Aqua Keeper 第三の戸建




個人的には結構好きな景観なのですが、これを意図して創り出そうとしても無理だし、立地の良し悪しもある。とにかく行ってみるあし景観を考える上で常に観察しているディープスポットです。


アメンバー募集中







■検査機関をどこにするか決めた理由





今建築関係の各種申請を何処にするかは自由に選べます。私のところは「ビューローベリタスタスジャパン」と言う民間検査機関に決めています。





決めた理由の一番は立地にあります。地下鉄淀屋橋の階段を土佐堀川に向かって上がったすぐ近くにあるからです。





ところが、水フェチの私はわざわざ手前の天満橋で下車して歩くのです。それって意味無いじゃんにひひとツッコマナイデ下さい。





このあたりはパリのセーヌ河畔にも似て(ちょっと褒めすぎか)、とても好きな水辺なので、天満橋~天神橋~難波橋~淀屋橋と水面を眺めながら歩く時間はとても貴重です。




Air Aqua Keeper 第三の戸建




Air Aqua Keeper 第三の戸建




Air Aqua Keeper 第三の戸建


 




来週そうそうにも物件No.7の完了検査申請に行かなければあせるまた歩くぞ~あし





ペタしてね

■木力の実例と効能






Air Aqua Keeper 第三の戸建


違い棚に解体旧邸の床柱と梁を使用




Air Aqua Keeper 第三の戸建


窓面台にも解体古材を使用




Air Aqua Keeper 第三の戸建


リビングの大黒柱




Air Aqua Keeper 第三の戸建


町並みの修景







Air Aqua Keeper 第三の戸建


垂木構造での空間性獲得とローコスト化




Air Aqua Keeper 第三の戸建


1間毎の柱に組込める住宅用既製サッシのカーテンウォール



Air Aqua Keeper 第三の戸建


排気塔で龍梁を受け耐震化




Air Aqua Keeper 第三の戸建


気品・風格・上質





以上実例にみる様に次の効能が考えられます

(1)これからの家づくりの主流となる既成市街地における分散狭小宅地の建替え・リフォーム・メンテナンスに柔軟に対応できる

(2)地元林業再生によるCO2固定効果・交通量減少によるCO2削減効果等環境対策になる

(3)間接コストの少ない値打ちの高い家ができる

(4)地域性豊かな健康にいいオンリーワンの家が安く創れる

■亜空間の必要性とその整理





浮遊する言葉と映像に触発された欲望がテクノロジーにより増幅され、素早く商品化され消費されていく末期的資本主義時代にあって、脳が肥大化し過ぎた現代人は脳も身体の一部である事や、森や海が破壊されると人も生きれないと言う事実を忘れ過ぎているのではないだろうか?





住まいは人にとって創造された「命の森」です。その場所を物で満たし利便性や品質ばかりを追求していては、家族の絆や地域のコミュニティどころか、全ての根本である生命力をも劣化させてしまいます。





身体性と風流の心を取り戻す工夫の提案こそが急務です。





日本古来の中間領域(土間・水間.軒下.縁側.露台.中庭・・・)は確たる機能も無く空間としてはサブ(=亜)的であったが為に今や見る影も無いが、この曖昧な空間性にこそこれからの都市や住まいに対する可能性が秘められています





新しく表現し直された「亜空間」を空間配置の要とする事でその場所は森のような多様性を獲得し、心身を癒し活性化させ、人と人、人と物の関係を豊かに秩序たてていく恋の矢と思うのです。





亜空間Ⅰ(下部と上部が限定されたオープンエア空間)・・・軒下 縁側


亜空間Ⅱ(下部と水平部が限定されたオープンエア空間)・・・中庭  水庭


亜空間Ⅲ(下部と水平部と上部が限定されたオープンエア空間)・・・通り土間


亜空間Ⅳ(下部のみが限定されたオープンエア空間)・・・露台 テラス.バルコニー





第三の戸建ではコストUPにならない土間や露台のモダンな活用を提案しています。





アメンバー募集中




■イタリアではアルターナと言う(亜空間Ⅳ)


ミラノが好きです。随分前滞在した時の感想はなんか大阪に似た陽気でフレンドリーな町だなと言うものでした。


とにかく、よく食べよく飲むワイン1そしてよく遊ぶ。私の理想のライフスタイルがここで普通に行われています。夕方早々と仕事を切り上げ、家族でアルターナに出て夕日を肴に宴がはじまる。日本も江戸時代のライフスタイルはこんなゆるい感じだったはずなんだが・・・


アルターナは日本の住まいに例えるなら露台と言ったところですか。


現代の住まいにもこんな場所が復活していけばいいなと想い創ってみました。家族が多いのでちょっと広めですがにひひ


Air Aqua Keeper 第三の戸建


読者登録してね



■某中学校コンペ案 (亜空間Ⅱ)


言うまでも無く中庭も又亜空間です。某市の指名コンペで中庭を教室群の核にした計画案を創った事があります。教育こそが次の世代の新たな方向性を決めると思ったからです。


Air Aqua Keeper 第三の戸建

Air Aqua Keeper 第三の戸建

Air Aqua Keeper 第三の戸建

Air Aqua Keeper 第三の戸建

浮遊する言葉と映像に触発された欲望がテクノロジーにより増幅され、素早く商品化され消費されていく末期的資本主義時代にあって、脳が肥大化し過ぎた現代人は脳も身体の一部である事や、森や海が破壊されると人も生きれないと言う事実を忘れ過ぎているのではないだろうか?


住まいは人にとって創造された「命の森」です。その場所を物で満たし利便性や品質ばかりを追求していては、家族の絆や地域のコミュニティどころか、全ての根本である生命力をも劣化させてしまいます。


身体性と風流の心を取り戻す工夫の提案こそが急務です。


日本古来の中間領域(土間・水間.軒下.縁側.露台.中庭・・・)は確たる機能も無く空間としてはサブ(=亜)的であったが為に今や見る影も無いが、この曖昧な空間性にこそこれからの都市や住まいに対する可能性が秘められています


新しく表現し直された「亜空間」を空間配置の要とする事でその場所は森のような多様性を獲得し、心身を癒し活性化させ、人と人、人と物の関係を豊かに秩序たてていく恋の矢


まずは第三の戸建から創めようグッド!


読者登録してね

■光に満たされた静寂の時が流れる(亜空間Ⅲ)


庭園は完全な外部空間ですが、傍に内部空間が在るとガゼンその凄みが増します。理由はよく解らないのですが、どうも時間と関係がありそうな気がします。


内部空間は何らかの機能に対応して創られますので、そこに居るとどうしても時間が速く流れている様に感じます。


それに対して庭園には、これといった機能が無いために、逆にゆったりとした時間が流れています。


アクティブな西洋庭園より静かな日本庭園の方がこの感覚が顕著です。殊に石庭には時間を歪めてしまうすごみがあります。ここに光のマジックが加わるとどうなるか?そんな空間を創って、体感してみました。


Air Aqua Keeper 第三の戸建


心がしずか~になっていきます。ますますせわしなくストレスの多い社会になって来ました。住まいにこんな亜空間があるのもいいものです。たしかに時間がゆっくりながれますニコニコ


第三の戸建ではこんな空間もありですグッド!


アメンバー募集中


■土間に水をはる(亜空間Ⅱ)


土と水は生命の根源であり、人は母の内なる海で生命が芽生え・育ち・生き、そして死ねば再び土や海に還る。


スペースにゆとりの無い現代町家では、南側に設けられた土間に水をはれる様にすればいい。水深は5cmもあれば水間の様々な効能が得られます。太陽光や月光を反射させて室内の奥深いところに光の揺らぎを創り出す手法に一番感動される様です。夏には子供たちの水遊び場に成るのにも喜ばれます。


Air Aqua Keeper 第三の戸建


Air Aqua Keeper 第三の戸建


Air Aqua Keeper 第三の戸建

Air Aqua Keeper 第三の戸建


第三の戸建に土間&水間をグッド!



アメンバー募集中


■取り戻したい豊穣な空間 (亜空間Ⅱ)


最古の住宅(竪穴式住居)の屋根の下は全部土間でした。内部が機能分化するにつれて、板や畳が敷かれ、カーペットやシートなどの石油製品も使われるようになり居住しやすい部屋ができる様になりました。


民家や京町屋など生活に多様性が求められる住まいにのみ、その多様性を受け止める空間として土間が残されています。


現代の都市住宅には土間が消失してしまいました。はたして機能的な部分だけを集めれば(マンションがその最たるもの)快適な住まいができるのでしょうか?


土間の空間としての性格は曖昧で混沌としています。非合理的で生命力に溢れてもいます。だからこそ今の町屋に最も大切なものかもしれません。


広さ・位置・仕上を工夫してぜひ復活させたいものだと思います。
Air Aqua Keeper 第三の戸建

ペタしてね