英語学習状況 ーLOST編ー その2 | アーカーサの英語学習日記

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最近の英語学習 LOST(米国ドラマ)編の続きです。

 

前回、リスニングには;

 

1. 音をつかむ力

2. 意味をつかむ力

3. 音と意味の一体化

 

が必要です、などと知ったかぶったことを書きました。そして、ある程度はできてんじゃね、と思っていました。

 

LOST を英語学習の素材として真面目に観てみると全く「なっちゃあいない」ということが分かりました。

 

1. 音をつかむ力がなっちゃない

 

Kate(アメリカ人)という女性の下記のセリフが聞き取れなかった笑い泣き

 

So how'd you come up with this?

 

ネットでスクリプトを確認したら上記でした。へこむ。何度か聞き返してようやく”確かに言ってる”というレベルです。ツアー中にお客様から同じようなセリフを言われて聞き返したら、”こいつはこんな簡単なことも分からないのか!”と思われてしまいますね。頑張ろう!

 

2. 意味をつかむ力がなっちゃない

 

Kate(アメリカ人)とCharlie(イギリス人)の会話。赤字のところが聞き取れたと思うけど、意味が分からなかった笑い泣き

 

KATE: May I ask you something?
CHARLIE: Me? I'd be thrilled. I've been waiting.

 

調べるとこの thrilled は excited と同じみたいです。I would be excited. ってことですね。

「ちょっと聞いてもいい?」って言われてそんな返しをするかね、普通、と思ってしまう。自分が使うことはまずないだろう、と思ったんですが、こんなシチュエーションを思い出しました。

 

あるバスツアーで白人のお母様とお嬢様(2-3歳ぐらい)が私の所に来ました。

お母様「ガイドさんに聞きたいことがあるんでしょ。聞いてみなさい」

お嬢様 "Can I ask you a question?"

 

2-3歳の目がクリックリのお人形さんみたいな少女が照れくさそうな仕草をしながらメチャかわいい声で上のセリフを言っているところを想像してみて下さい。

 

私はキュンキュンしちゃいましたよ。その後のやりとりは全く覚えていません。しかし、このシチュエーションで

I'd be thrilled. I've been waiting.

なら違和感ないかもー!

 

まあ、言えないけどね真顔 そもそもこういうシチュエーションで使っていいのかどうかも分からんし。

 

3. 音と意味の一体化がなっちゃない

 

これは例をあげるのが難しいので、”映像翻訳者恐るべし!”と思った例をあげます。私には赤字の所は音もつかめなかったし、当然意味もさっぱり分かりませんでした。ちょっと長いですが Kate のセリフです。

 

KATE: I can't believe we've been here for over 3 weeks. I was on my way to Bali. I travel a lot. I was looking forward to exploring the Island. Somehow I ended up on a flight to LA, instead. Guess that falls under the category -- be careful what you wish for.

 

注)登場人物が置かれている状況を知らないと全体の意味が分からないと思います。が、状況を説明すると長くなるので割愛します。

 

リスニング的には全体的にダメダメでした。スクリプトで確認すると黒字の所は読めば意味は分かりました。赤字の所が分からない。

 

日本語字幕では

「こんな形で探検が実現した。」

うーん、やはりピンとこない。

 

日本語吹替では

「こんな形で願いがかなうなんてね。」

え、もしかしてそういうこと?

 

Guess that falls under the category の that は exploring the Island を指してて、それが what you wish for なのか。

 

超大雑把に捉えると exploring the Island = that = the category = what you wish for ということなんだと分かった。

 

そして、be careful what you wish for.は決まり文句みたいなもので、what you wish for は「分不相応な願い事」と考えると分かり易い。「普通の願い事」と捉えると何故それを be careful しなきゃならんのかよく分からなくなっちゃう。

 

これはシーズン1の13話のセリフです。ここまで見てると Kate にとって exploring the Island は確かに「分不相応な願い事」なんですよね。

 

こんなに深いセリフだったのか、と感動してしまいました。(ドラマ見てないとわからないですよね。)

 

そして、

”Guess that falls under the category -- be careful what you wish for.” を

「こんな形で願いがかなうなんてね。」

と訳した映像翻訳者恐るべし!と思ったのでした。

 

(大っ嫌いな Kate のセリフばかりになってしまいました。でも、彼女の発音はほどよく聞き取りづらくて良いトレーニングになるんですよね。)

 

このように自分にダメ出しばかりしていますが、何度も繰り返し見ていると聞き取れなかった音が聞き取れるようになったり、意味が分からなかったところの意味がわかるようになったりしているのも確かです。

 

今までこういうトレーニングをしてなかったんだから、出来なくて当たり前。これからやっていけば少しずつでも出来るようになるさ。

 

頑張ろう!!

 

以上です。