アメリカのエモ/ポストハードコア系のアルバム紹介が続いたので、今回はUKからNothing But Thievesの1stアルバムをご紹介します。

MuseのOrigin Of SymmetryやAbsolutionなどが好きな方は是非チェックしてほしい若手バンドです!




僕自信あまりUKロックに詳しくないので、何に似ているとか例えが難しいのですが、Muse好きな友人達にはことごとく受けが良かったので、そこら辺が好きな人は一回聞いてみてもいいと思います。


彼らの特徴としてはやはりボーカルの歌唱力。繊細で耽美的でありながら力強くもあるボーカル、またファルセット(裏声)の上手さは新人離れをしていると思います。

また楽器陣も繊細ながらなかなか骨太な演奏をする。フレーズとかはシンプルなんだけど、そこがボーカルの良さを引き出しているのだと思う。
CD聞いていると、本当に20歳そこそことは思えないほどの実力があるなあって感心。




そんな彼らですがここ日本でも大きな注目を集めています。

なんと2015年のサマーソニックではMountain Stage(全体で2番目のキャパ)で新人ながらパフォーマンスを披露。翌2016年のサマーソニックではなんとメインステージであるMarine Stageのトップバッターとして登場。

僕も彼らのパフォーマンスサマソニで見てきましたが、本当に素晴らしいの一言に尽きました。
CD音源に対してライブでは「あれ?」ってなるバンド多いですよね?笑
ですが彼らはライブでも決してトーンダウンしないところから、実力は本物と言えるでしょう。

既にそこそこ有名な彼らですが、今後更にビッグになっていくと思います。
本国ではこの1stアルバムは最高7位を記録。

次回作では更なるランクアップが期待されます。

1 Itch


深めにコーラスをかけたギターから始まる印象的なナンバー。サビではお得意のファルセットがこれでもかってくらい使用されている。
全体的に暗い雰囲気の曲だが、重々しさもなく3分ちょいの曲なのでさらっと聞けてしまうのも魅力。


2 Wake Up Call


楽器陣はすごくシンプルなんだけど、こんなにもかっこよくまとめてしまうから不思議だ。
サビのメロディが個人的に大好き。



3 Ban All The Music


UKロックらしいナンバー。これもさらっと聞けるおすすめ。



4 Graveyard Whistling


この1stアルバムには3曲ほどこのようなミドルナンバーがあるが、個人的にこれがベスト。
なんとも物悲しいメロディラインは秋~冬にかけて、枯れ葉の落ちる道を歩きながら聞くと最高。(これ書いてる今は6月ですが..)
こういう曲は本当にUKのバンドにしか書けないなあって感心してしまう。お国柄とか天気が曇りがちとかだからなんですかね..笑



5 Excuse Me


アルバム1曲目のナンバーのライブバージョン。ファルセットがやばすぎる笑。
この映像を見ると、実際にライブに足を運びたくなると思います。

今回は5曲紹介しましたが、この1stアルバムに収録されている他の曲も本当に素晴らしいので、UKロックをあまり聞かない方にも聞いてもらいたいです。
ファルセットを多用する歌声が苦手だって方もいると思いますが、食わず嫌いせず是非お試し下さい笑。

最後になりますが、9月に彼らの最新アルバムがリリースされます!

最近公開された新曲がむちゃくちゃ良いので是非これも聞いてみてね



すでに1stを越えてくれそうな予感しかねぇよ..
最近はこれリピートしまくりです。このサビは中毒性あるなぁ…

2ndアルバムが楽しみな彼らですが、まずは1stアルバムを是非チェックしてみてくださいね!