こないだ笑いの大学を見ました。
ちょい古っす。
でも面白かったっす。
三谷幸喜監督の作品です。2004年公開の映画なんで今更かよ?って噂もあったりなかったり・・・。
映画としてはシンプルな作りで見やすいし、コメディーだけど笑いを無理に取りに来てないところがいい感じ。
戦前の昭和15年が舞台で、庶民の娯楽である喜劇が規制され始めた時代で喜劇作家と検閲官のやりとりを
描いている作品です。
検閲官が無理難題を押し付けて諦めさせようとするが、作家もあの手この手で食いついてくる。
真面目なやり取りが何故か面白い!!
そして検閲官が無理な注文をするたび台本のクオリティーが上がっていき結果面白くなっていく。
そのうちやってることが検閲じゃなくダメだしになり、検閲官から脚本家みたいなポジションになっていく。
でも最後はまさかの展開!!
いきなり時代背景を生かしてくる展開がなんかよかった。
検閲官役の役所広司 の演技がうまい。ほぼ独壇場。
喜劇作家役の稲垣吾郎 も砕けていてちょい情けない感じがはまり役に思えた。
途中中だるみも若干感じたけど結構締めるところは締めていて見やすい作品でございやした。
以上。