離婚届を区役所に取りに行った。


どこを探しても、離婚届が置かれてる場所が見当たらなかったので、

『離婚届をください』

と、係の人に言った。


係りの人は(はいはいはい)と、小刻みにうなずきながら急ぎ目に離婚届をくれた。



これで良かったんだ。



私には新たな幸せが待ってるんだ。




そう自分に言い聞かせて、
買い物を済ませてママチャリで自宅に向かった。



不思議とその日は食欲もあり、
帰って昼食を済ませると、、、、


《プルルルル》


旦那から着信がきた。



昨日旦那は、午前中 私に借りたお金10万円を振り込む、と、言っていたが、「今振り込んだから。」という連絡だと予想できた。






予想は遥かに覆された。




もしもし?今家におる?振込先ラインに残ってなかったけん、持ってきた。



東広島から4時間かけて、神戸の私の家まで会いにきた旦那。



驚く間も無いまま、旦那はうちにやってきた。




すると、



ゴミ袋に入れられた 私の服、ドライヤー、下着など。


三男の布団一式。



これ、返すわ






、、なんて冷たい人。




話し合うという考えはないのだろうか。




俺の服、残ってるの全部持って帰るから出して


は?


自分でやって!



どこまで無神経な人なんだろう。


別れて正解や。




そう思いながら、私はリビングのソファに座って、旦那が荷物を持ち出すのを見ていた。



そわそわして、1分もソファに座ることが出来なかった。


旦那の方へ近寄ると


今日離婚届取りに行くんやろ?


もう取ってきた

じゃあついでに書くわ





私の幸せやった結婚生活はこんなにもあっけなく終わっていくのか、、、、。



虚しいのと、悲しいのと、悔しいのと、ごちゃごちゃになった私は、

三男くん保育園にお迎え行ってくるから。書いたらそこに置いといて。鍵開けっぱなしで良いから。


そう言って、私は家を飛び出した。


俺ももう出るわ



旦那も私の後を追って家を出た。


旦那にかける言葉も無い。


目も合わせず、私は保育園へ向かった。



涙が出てきた。



泣きながら保育園に向かう途中、



《プルルルル》



また旦那から着信がきた。






その着信に私は救われたのでした。




つづく。