春の嵐

去る人を押し

来る人を押し

柔らかな温度で

強く背中を押す


始まりも終りも

全てをあるべき所へ

そんな春の嵐




ぬるい風が吹いた

ヌルイのは自分も一緒

でも嫌いじゃない

この生暖かい風

始まりを知らせる夜風

真夜中の雷

光と轟音に

鼓動が高鳴る

何かが始まる時と同じように

胸が高鳴った



春の嵐

去る人を想い

来る人を想い

柔らかな温度で

強く背中を押す


始まりと終りに

全て意味があるなら

どうか教えて欲しい


春の嵐

過去を振り返り

未来を待ち望む


優しく激しく吹いた風に「期待」と「不安」

両方の感情を持ちながら

その二つとも吹き消すような

そんな春の嵐


AA/aby