早くも2月ですね。

3月まで休みがないと書いていたのですが、実は本日有休を頂くことができました。

せっかくの休みですがお昼過ぎまで爆睡しておりました。

 

体調は、未だに回復せず相変わらずお薬に頼りながら生活しています。

母に「薬の量が多すぎるんじゃない?」と心配されたのですが、

飲みながらではないと仕事ができないので辛いところです。

 

ちなみに逮捕されるまでは、体はかなり丈夫でした。

風邪なんか全然ひいたことがなく学校も仕事も休んだことがありません。

 

しかし、逮捕後から免疫が一気に下がってしまったようです。

心身ともに体調不良のような気がします。

留置場と拘置所にいる時にはストレスで体重もかなり落ちてしまいました。

さらにアカオチして女子受刑者になった20代後半からは、ずっと病気になっています。

せめて胃腸の調子だけでも元に戻ってほしいものです。

 

また以前も書いているのですが、1月から2月は私が収監されていたW刑務所でも毎年のように風邪が大流行していました。

ちなみに私も服役していた約4年間は、毎年風邪をひいていました。

正月に出される白米などの豪華な食事も調子が悪く食べられなかった年もありました。

 

また作業着などは洗濯してもらえますが、肌着類は自分で手洗いしなければいけません。

※これは、女子刑務所だけみたいです。

1月2月の水は氷水のように冷たく手もよくあかぎれになっていました。

しかもイジメで他の女子受刑者のも洗わされていたのでアカギレは悪化する一方でした。

さらにアカギレだけでなく霜焼けも酷かったです。

 

また刑務所によって違うのですが、私が過ごしたW刑務所はドライヤーがなく自然乾燥です。

冬はなかなか乾かなくて、よく頭痛を起こしていました。

酷い時だと嘘だと思われるかもしれませんが、髪が凍ってしまった時もあります。

 

そして何気ない思い出なのですが、私がW刑務所に収監されて迎えた最初の冬。

同じ雑居部屋で仲良くして頂いていた40代のHさんの娘さんは1月に成人式があったようです。

娘さんの成人式を一緒に過ごせなかった事をHさんは悔やみ続けていました。

手紙には”30歳になったらもう一度お母さんに見せるために振袖を着る”と書いてあったようです。

Hさんは手紙を見て涙ぐんでいました。

 

ちなみに私も20歳の頃、成人式に行きました。

その時は、刑務所の中で20代を終え30代を迎えるとは夢にも思わなかったです。

自分自身の時間も多く奪われましたが、私の行動で多くの人の時間を奪ってしまいました。

その罪は一生償わないといけません。

 

その為にも、薬を飲みながらでも仕事を続け被害者の方々へお金を渡し続ける事だけはやり続けます。

仕事については、身バレになるのであまり詳しく書けませんが現在は主にサービス業を掛け持ちしています。

仕事場は、治安があまりよくない所なのでお客さんに暴言だけでなく暴力を振るわれる事もあります。

この前は、職場で恐れていたお金のトラブルも発生してしまい疑われるのではないのかと物凄く思い怖かったです。

何もしていないのに”冤罪に巻き込まれたらどうしよう”、”刑務所には戻りたくない”この恐怖が常にあり少しでもトラブルがあると激しく動揺してしまいます。

 

色んな事を書きましたが、今日は久しぶりにゆっくり寝ることができたので嬉しかったです。

体調も少しは良くなると嬉しいです。

皆様も体調にはお気をつけてお過ごしくださいませ。