※今回、長々と書いてしまい申し訳ございませんでした。

かなり省略したつもりが、長くなってしまいました。

 

移送先の女子刑務所に到着後、荷物を持ち移送用のバスから降ろされました。

手錠と腰縄は外され、最初に新入調室へ連れて行かれます。

そこで写真撮影などを行います。

その時に刑務所の先生から、服のサイズと靴のサイズを聞かれました。


これらが終わると身体検査です。

びっくり箱に入って待機をしていると順番になり、私服と下着を脱いで全裸になり身体検査を受けました。

検査官の先生が、入れ墨の模様・ほくろの位置・ケガの傷・ピアスの穴などを細かくチェックして書類に書き込んでいきます。

私は、入れ墨やピアスは開けていなかったので、ほくろの位置とケガの傷を確認されていたと思います。

 

身体検査を終えるとに支給された作業着に着替えます。

移送された刑務所によると思いますが、私が移送されたW刑務所は、夏場は半袖の作業着が支給されました。

ちなみに部屋着も半袖のワンピースでした。

下着も含め新入りは、中古が支給されます。

※但し、お金のある受刑者は下着を購入できます。

 

着替え終わると領地調べです。
所持金を調べ部屋へ持って行けるものと領地になる物を区別しました。
調べた後は、貸出されたカバンに持っていけるものを入れていきます。

下着や柄付きのタオルはナイロン袋に入れて領地となりました。

 

領地調べが終わると診察です。

先生に「診察!」と言われ医務室に入り身長、体重、血圧を計りました。

移送された、W刑務所では”内科・精神科・婦人科・整形外科・歯科”がありましたが、数か月待ちで治療も雑です。

服役中に歯を診て貰ったのですが痛いのに異常なしと言われてしまいました。

出所後に診て貰うと、歯にヒビが入っていました。

 

次に申し渡しがあります。
刑務所の先生に
・名前

・本籍

・生年月日

・罪名

・刑期

・刑期終了日

などをかなり大きな声で一つ一つ聞かれ答えていきます。

他にも”どうして罪を犯してしまったか”なども厳しい口調で聞かれました。

これらが終わると刑務所内で呼ばれる「称呼番号」を伝えられました。

 

この流れでお昼になり昼食となりました。

初の昼食は、とても美味しかったです。

体調も回復傾向になっていたので、ほぼ完食する事ができました。

昼食を挟んで、支給された官物全てと私物に自分の称号番号を記入しました。

 

この作業が終わると一緒に移送されてきた人達と先生立ち合いの元、お風呂に入りました。

お風呂は拘置所と同じで15分以内に入らなければいけません。

信号機のように5分事に色が変わる機械が付いています。

 

お風呂が終わり、先生に新入りが2週間入る雑居房へと連れて行かれました。

6人部屋に8人という多さでした。

なので拘置所よりも狭くなり布団を敷くのが難しかったです。

そして、やはり同室の人に、何の罪で入ったのかを聞かれました。

ちなみに同室の人は、薬で入っている人が多かったです。

 

刑務所の先生は、拘置所の先生よりもさらに厳しい印象でした。

また、書きますが受刑者も色んな方がおりトラブルやイジメも多々ありました。

そして、忘れられないほどお世話になった受刑者もいました。

 

少しずつ思い出しながら記録に残していこうと思います。