今週のお仕事が終わった昨晩というか今日の未明、録画しておいたNHKの番組を妻と観ました。タイトルは『ソーラー・ママ』
ヨルダン東部のベドウィンの母親が、インドで太陽光発電の技術を学び、沙漠の村で太陽光ビジネスを立ち上げる過程を追ったドキュメンタリーです。
多少なりともヨルダンを知っている人なら、「えっ?」とびっくりすることでしょう。ヨルダンの一般家庭、ことにベドウィンの女性たちの多くは、家を離れることすら周囲の反対にあって難しいのですから。
ここで取り上げられている女性も、さまざまな障害に遭うわけですが、このドキュメンタリー、吹き替えではなく字幕なんですね。なので、全編にわたって懐かしい、ヨルダン方言アラビア語が響き渡るわけです。
明るい顔で学習への抱負を述べる時はもちろん、ぐずる子供をあやすとき、旦那の悪口をいうとき、自らの境遇をなげくとき、「わたし字が書けないのよ」と絵でノート取りをはじめるときなどなど、一場面一場面で発せられる言葉を聞きながら、「そうそう、こういう風に言うよね」と。ことに彼女の留学?を後押しするアンマンの役人が、反対する旦那と電話でやりとりするシーンには、思わず笑ってしまいました。
彼女の村はヨルダン東部と紹介されていますが、よく見ていると一カ所だけ村の名前が出てきます。
彼女が村に凱旋する時、車窓から見えるのが「左がイラク、右がサウジ」の道路標識。
ということは、あの辺?
ちなみに私が知っている「左がイラク、右がサウジ」の道路標識は、写真のところです。
以前に紹介したこともあるので、場所はおわかりになりますよね。
このドキュメンタリー、お見逃した方は再放送が12月13日木曜日の夕方6時からあるそうです。
詳しくは、NHK BS世界のドキュメンタリーのページでどうぞ。
これを観たら、あなたもヨルダンが恋しくなるかもしれません。