昨日はデイサービスの日でした。


利用者さんは精神科の患者さん達。


なので、対応に気を付けなければならないこともあります。


『言われたことに反対意見を言ったらダメだな』


これはよく思います。


裕福な家庭らしく、毎月のお小遣いが数十万円と言った男性には、


「それは誰にも話さない方がいいよ。沢山お金を持っていると知って集って(たかって)くる人がいるかも知れないでしょう?」


と言いました。


「あ、そうなんですか?分かりました。」


危ない危ない😅


昨日は、スタッフの方と話していた男性が突然怒鳴りました。


対応に問題はないと思いますが、男性は納得できない様子。


次第にスタッフさんを罵るような言葉で怒鳴り散らし始めました。


すると、1人のスタッフさんが黙って立ち上がって2人のところへ。


最後に男性は「帰る!」と言って部屋を出て行きました。


男性はいつも硬筆を書くのですが、心に何かを抱えていることが分かる文字です。


たかが文字かも知れませんが、文字は性格やそのときの感情が見てとれるものです。


「今日、学校で何かあった?」


私がそう言うと、


「うん。先生、何で分かるの?」


かつての生徒さんとのやり取りです。


学校から帰ってきたときの子どもの様子から、何かあったなと感じるのと同じです。



さて本題です。


デイサービスの筆や硯。


いつも気になっています。


太筆は使う前に水に浸します。こうすることで洗ったときに早く綺麗になります。


それでも、あっという間にボサボサに。。。


硯は恐らくちゃちゃっと洗うだけ。


使う度に綺麗に洗っていればこうはならないだろうという感じです。


昨日はそれがどうしても気になって、皆さんが使った硯を私が洗いました。


いつもより綺麗になりましたが、蓄積された墨は簡単には落ちません。


「先生が洗っているんですか?私がやります。」


とスタッフさんに言われましたが、


「どうしても気になるので、私がやります。」



文房四宝


筆・墨・紙・硯


書を嗜む人が大切にしてきたもの。


書道に限らず、何かを嗜む人は道具は大切にするものですよね😊



次回はお湯を使わせてもらうようお願いしました。