生徒さんが書いた作品を整理していたら、
文字が間違っている事に気付きました。
今日。
その子(女の子・4年生)の硬筆の清書を見て、同じ間違いに気付きました。
清書の前にノートで練習しているので、それを見せてもらいました。
「ノートにはちゃんと書けているね。この前も同じように間違えて書いていたよ。」
『園』の字。
教室では消しゴムを使いません。
上手に書きたいと強く思う子が消しゴムを多用すると、お稽古に時間が掛かるのと、
書き直したと思われる文字は、結局直すって事が多いのが理由です。
清書で間違えたら、もう1枚書いてもらいます。
『園』を間違えていたのでもう1枚。
そこから。。。。別の文字や文字の順番を間違えて。。。
1回のお稽古で清書用紙を沢山使う記録更新かな?と思って、ふと見たら、
『級』の文字が。。。間違いではない?糸偏が不思議な形をしているのに気付きました。
「お手本をよく見て、真似をして書くんだよ。」
みんなにそう伝えています。
お手本そっくりに書ける子の方が少ないにしても、これは。。。。
3年生の最後の方で習う?らしいので、
漢字で書かせるのは4年生から。
つまり、この子が教室で『級』を書くのは今月が初めてです。
私はその子に、ノートに『級』を書いてもらいました。
もしかして。。。。
「『糸』を書いてみてくれる?」
思った通り、『糸』の1画目から3画目までが横に並ぶように書いていました。
赤鉛筆で書いたのを見ながら書いてもらうも、上手く書けず。。
蛍光ペンで書いたのをなぞって書いてもらい、
それから自分で書いてもらいました。
「上手になりたいよね?」
「うん。」
「習っているのに上手になってくれないと、先生は何を教えているの?って言われちゃうんだよ。」
目をパチクリ。
「先生の教え方が良くない?」
首を振る。
「じゃあ、先生のお手本をよく見て、先生が書いているのをよく見て、上手になるように練習しようね。」
コクリ。
帰りが遅くなると思い、お母様にLINEで連絡をしました。
それから、やっと清書のやり直し。
が、慌ててしまったのか、再び間違いを(別の文字)。
「ゆっくり書こう。慌てなくていいから。」
で、再び。。。。
更に遅くなってしまったので、
自宅まで送って行く事にしました。
その子の自宅は、わが家から徒歩5分ほど。
『今から送って行きます』とLINEをして、2人で外に出ました。
もうすぐ着くという時、後ろから声がしました。
お母様と妹さん。
保育園へお迎えに行った帰りだったようです。
今日の出来事を話しました。
そして、
『先生は何を教えているの?って言われちゃう』と話した事を言うと、お母様からは、
「丁寧に教えていただいていますよね?」
と言われました。
それから、
「帰りが遅いですよね?ボヤ〜っとしていませんか?」
と聞かれました。
「それはないです。」
「本当ですか?」
「遅いのは、直しがあるからだと思います。」
「そうなんですね。」
本当です。添削に時間を要するのです。
「これからもよろしくお願いします。」
「こちらこそ😊」
どうしたら上手になってくれるか。
実は私も試行錯誤しています。
今日失敗してしまった清書用紙5枚は、女の子が卒業する時に返します(まとめて)。
その時に、
「こんなの書いていたんだ〜」
って、笑えるといいね😊