帰宅したら夕飯。


その時に習慣のようにテレビのスイッチを入れるのは、主人です。


私はテレビを見る事は少ないです。


昨日は東大王を少し(主人は飽きるとテレビを消します。独断です。)。


書き順の問題が出たので、私達もやってみる事にしました。


どれも小学校で習う漢字なので、間違えたら恥ずかしいなぁ。。。ドキドキでした。


出題順に記憶違いがあるかも知れませんが。


1問目は『世』。


主人は2画目をカギカッコのように、私は真ん中の線を書きました。


私が正解😆


2問目は『馬』


主人は1画目は横線、私は縦線を書きました。


私が正解😁


3問目は『卵』


4問目は『近』


5問目は『区』


この3問は2人揃って正解😄


1人1画ずつ書いていくのですが、東大チームは全問正解でした。流石ですね。



今日はデイサービスの日でした。


最近は参加人数が減って、ちょっと暇です。


ふと見ると、飲料を入れる場所にいた利用者さん達の雰囲気がおかしい事に気付きました。


トラブル発生?


そこに2人の女性スタッフが近寄りました。


1人が1人の男性に声を掛け、一緒に廊下に出ました。


すると、もう1人の女性スタッフがドアを閉めたのです。


やはり何かあったようです。


もう1人の男性は窓際の椅子に座りました。


そこへ女性スタッフが行き、声を掛けていました。


「大丈夫?」


強い口調で何か言われたのでしょう。


この男性は最近毛筆に取り組んでいます。


物静かで、いつも丁寧に取り組んでいます。


今日は『古都』と書いていたのですが、おおざとの書き順が違っていたので声を掛けました。


その作品は仕上がっていました。


女性スタッフが離れた後、男性がちょっと元気がないように感じました。


私がその立場にいない事は分かっていますが、やはり気になったので、


「こんなの書いてみませんか?」


先日書いた『穂先を整えないで書いた草書』の見本を見せました。


「普段は毛先を揃えて書くじゃないですか。それを揃えないで書いているんです。面白くなってしまって、沢山書いてきました。書いてみませんか?」


「面白そうですね。」


先ずは私が1枚書いて見せました。


男性も1枚2枚と書きました。


出来上がったのは『風』。


「良いですね😊」


飾るのは1枚。


先に書いた『古都』と『風』を持って、


「今日はどちらを飾りますか?」


「じゃあ、風を。」


「分かりました。」






少しだけ墨をつけて、筆を硯の上で軽く叩くようにしてから、最後まで墨継ぎをしないで書きます。


これは横ですが、デイサービスには縦に書いて沢山持って行きました。


正直言うと、楷書も行書も上手に書く人は少ないのです。


添削やアドバイスは依頼されたらする程度で、自由に書いてもらっています。


草書はもっと自由に書けて楽しいはず!


書いていたら、ただ座っていた利用者さんが近寄ってきて、


「面白いね。」


興味を持ってもらえただけでも充分です。


私が書くのを見ていた利用者さんも、


「凄いね。プロだね。」


いやいやそんな〜ですが😅




最近は小学校でも書き順については煩く言わないと聞いています。


試験にも出たような?


書き順(筆順)は、昭和32(1957)年に文科省が『筆順指導の手引き』を出したのが始まりだと聞いています。


それが、そもそもは教師向きだったようです。


ただ、書き順(筆順)を覚えて書くと、


・バランスの良い整った文字が書ける。


・文字を覚えやすい。


このようなメリットがあるのです。



でも私も実は、高校生までは書き順に無頓着でした。


書道の授業で、


「書き終わらないと、何て字を書いているのか分からない。」


と言われた事もあります。


それがきっかけで、書き順を覚えました。



書き順の間違いって、平仮名でもあります。


『ら』を下から書く子や、『な』を左から順に書く子がいます。


どちらの文字も『見えない線で繋ぐ』部分があります。


『見えない線で繋ぐ』を意識するだけでも、平仮名は綺麗に書くステップになります。



それともうひとつ。


毛筆を学習する事で、文字の『トメ』『ハライ』『ハネ』を意識できるようになるのだそうで、


それが硬筆の上達にも繋がるとか。


私が習っていた習字教室は、毛筆のみでした。


以前にも書いたと思いますが、


高校の書道の先生から、


「毛筆は上手でも、硬筆は上手に書けない子が多い。」


と言われ、書いてこいと渡された宿題。


書いて見せたら、


「意外と上手に書けるんだな。」


と言われた時は嬉しかったです。


先生に倣って自分の教室でも硬筆を教えていますが、保護者の方からは喜ばれます。


「硬筆も教えてもらえるのはいいね!」