課題を書く前の基本点画。


一(いち)


起筆は45度。


角度を習っていない低学年には、


「折り紙を三角に折った形」と教えます。


起筆は、筆の先から入って一瞬止めてから、


すーっと右に動かして、


収筆は、筆を少しトントンしてから筆を上げる。


上手くできると、筆の穂が真っ直ぐになります。


入会したばかりの子には、


書いて見せて、一緒に書いてから、


自分で書いてもらいます。


これで覚えてくれる子がほとんどです。


でも、そうでない子もいます。


入会3カ月目の3年生の女の子。


落ち着きのない子でしたが、丁寧に話すようにはなりました。


でも、昨日は収筆がバサバサでした。


筆をサッと上げているのが原因です。


「これ、どうなってる?」


「・・・分からない。」


「ボサボサって分かる?」


「分かる。」


「ボサボサだよね?」


「うん。」


「何でこうなるか分かる?」


「分からない。」


答えを教えるのは簡単です。


でも私は、子どもが自ら答えを見つけてほしいと思っています。


そこで私が書いて見せました。


良い例と良くない例。


「どっちがいいと思う?」


「こっち。」


「そうだね。じゃあ、何が違う?」


「・・・分からない。」


「筆の動きをよく見ていてね。」


も1回書いて見せても、


「分からない。」


そこで、新しい1枚の半紙に書くことにしました。



収筆がボサボサなのは、


「墨汁が足りないから。」


収筆が上手く書けているのは、


「分からない。」


「よく見てて。何回でも書くよ。」


そんなやり取りの中、6年生の女の子が来て、


様子を見て、


「あ、分かる!😊」


と言いました。


1枚書き終わる頃にやっと、上手く書けている方は筆を上げる前に筆の穂が動いていることに気付いてくれました。


「じゃあ、ボサボサになるのはどうして?」


「分からない。」


もう1回書いて見せました。




「筆を上げてる。」


「そうだね!サッサと筆を上げているよね。」


やっと分かってくれました😊


私が基本の一の練習をしたみたいになってしまいました😅😅




教わった事を、すぐに実践しようとする子がいます。


例え上手に書けなくても、書こうとしているのが分かれば丸です。


そうじゃない場合は、


「ここ、さっき何て教わった?」


そう言うと、


「あー、そうだった。」


そう言わない場合もありますが😅



習字教室に通っている子は、みんな『字が上手になりたい』と思っています。


そのために先生がいるわけで、


上手く書けないときに、教えてほしいと言える子が上手になります。