幼稚園の頃から憧れてた。
いつもあたしのそばにいてくれた先生。
先生が大好きだった。
幼稚園の頃の記憶なんてほとんどないけど、
それだけはしっかり覚えてる。
きっとその頃からなりたかったんだと思う。
だから何も迷わず、
ここまで目指してきた。
けど、大学に入ってから
いろんな道があることを知った。
保育者という仕事が理想像とは少し違うことも知った。
だから、わかんなくなった。
女として、
いつも可愛くいたかった。
接客をしてみたかった。
みんなの綺麗を、提供する側になってみたかった。
だから、道を変えようとした。
でもうまくいかなかった。
あたし、就職なんてできないのかなとさえ、思った。
縁があるとかないとか、
そんなんじゃない。
実力の問題だって。
あたし、努力してなかったから。
そこからいっぱい考えたの。
自分は何が、あってるんだろうって。
でももちろん、わかんなかった。
わかんなかったけど、
もうちゃんと先生にならなきゃって思った。
正直、その道しかないと思ったから。
その道が一番安心だと思ったから。
だから頑張ったの。
子どもはやっぱり好き。
好きだけじゃやっていけない。
けど、
好きじゃなきゃやっていけない。
小さいころ大好きだった「先生」に、
今度はあたしがなるんだ。
この職業があたしの本当にしたかったことなのかは、
正直わかんない。
でも、先生になるからには、
あたしが好きだった先生になりたい。
間違えていいんだよ。
失敗していいんだよ。
絶対自分のプラスになるから。
今の気持ちを忘れずに、
頑張る。
パパとママに、
先生に、
言葉をかけてくれた人たちに、
ありがとうって
思った。