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今日のテーマは
【教えないって、じゃ、どうするの?】
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インナーゲームの著者で
それまでのコーチングに
大きな【転換点】をもたらした
ティモシーガルウェイのコーチングを
見てみましょう。
この事例は、
もともとテニスプレーヤーだったガルウェイが
オーケストラのチューバ奏者の
コーチングをしたときのものです。
出典 コーチングの技術・・・オーエス出版社
会話形式に修正しています。
ガルウェイは、
音楽の訓練を受けたこともなければ
チューバのソロ演奏も聞いたことがありませんでした。
以下、ガルウェイをG、チューバー奏者をTと表記します
G あなたが一番難しいと感じている事は何ですか?
T 高音部のアーティキュレーションです
G そこを演奏していただけますか?
T はい・・・演奏し、ダメだという表情
G どんなことに気づきましたか?
T きれいにできませんでした。
G どうしてそれがわかるのですか?
T 私は舌でそれを感じることができるのです
G 舌がどうなるのですか?
T 今のようにうまく演奏できないときは、
舌が渇いて厚目に感じるのです。
G もう一度同じ所を演奏してください。
ただし今度は、とくにきれいに
アーティキュレーションをしようという
努力はせずに、
舌の湿り具合が
どう変化するかだけに
注意してほしいのです。
T ・・・もう一度演奏
ガルウェイにはどちらも同じに聞こえましたが、
オーケストラのメンバーは、
全員が椅子から立ちあがって、
二人にスタンディングオペレーションを
送ったそうです。
ガルウェイは
対象者の話を聞いて
その中から、
うまくやろうという意識を取り除き、
注意を、フォーカスすべきポイント
ーこの場合は、舌の湿り具合ーを探り出し、
そこに集中するように
リクエストしただけでした。
答えは本人が持っていたというわけです。
このように、
相手がその分野に精通している場合
コーチは、
その領域に関する
専門知識がなくても、
コーチングできるわけです。
いかがでしょうか?
そういうことだとしたら、
うちの社員には
うちの学生には、
うちのお客様には
使えないじゃないか・・・と
思っていませんか?
次回は、その疑問にお答えします。


