かなりファンデーションも進化したようですが、ファンデーションを塗ると基本的にしわとかほうれい線が余計目立つようになる上に、夕方にもなると顔全体がくすんでしまい、健康な美肌とは程遠くなってしまうのは皆さんもご経験ありかと思います。

18 歳やそこらでスキンケアも何も特にせず、日焼けでこの若さですでにシミとか出始めていたころ、資生堂のカウンターでコンシーラーとファンデに出逢ってか ら、金欠時代はレブロンやエクセルなどドラッグ系安物ブランドをあさり、その後はクリニークへ走ったと思ったら、ブルーベースだということを発見してから 20代はほぼずっとカバーマークを使い続けました。

でも日焼け止め兼下地、コントロールカラー、目元用コンシーラー、シミ用コンシー ラー、クリームファンデ、ルースパウダー、ハイライト、チークと重ねていた肌は若いからこそごまかせたものの、やはり20代も後半になってくると深夜カラ オケボックスのお手洗いで顔を見てぞっとしたりすることが増えました。

そんなこんなで26-28歳までフランスに留学、某化粧品メーカー に勤めたところ、パリジェンヌはシックでおしゃれだけれど、はっきり言ってファンデーションを毎日しっかりメイクで顔全体に塗ってる人なんて化粧品メー カーなのにまずいない。あくまでも全体の色のバランスを直したり、あらを隠すためであって、顔全体が全く同じ色と質感になっていること自体おかしいという 考え方。

また、ちょっとしたソバカス程度は「個性」であって、かわいいとのこと。

最初はすごく抵抗がありました。年に2度の帰国時にカバーマークのカウンターへ行ってました。

でも、徐々に塗る量が減り、以前は半年しか持たなかったファンデが1年近く持つようになると同時に、同僚や友達から、「若返ったね」と言われるように。

確かに25歳やそこらのころの写真を見ると完璧すぎて恐ろしいぐらいの張り切りメイクでした。
そして、それは老けて見えるのは当然だとも思いました。

今 では、去年夏買ったカバーマークのジャスミーファンデがまだ9割以上残っている(フォーマルな場に行く時ぐらいしか塗らないため)上に、普段のルーチンは メイベリンのメイク下地(安いけれどなめらかで、25SPFと普段使いにいい)→ボビイ・ブラウンのSandコンシーラー(クマ隠し)→特に気になるシミ だけ資生堂マキアージュのスティックコンシーラーでぼかし→シュウ・ウエムラのルースパウダーをはたいて終わり。

乾燥するのでは、などといろいろ心配しましたが、きちんとケアをしていて、下地を塗っている限り、真冬もこのメイクで乗り切りましたし、カウンターでの肌診断で特に変化はありませんでした。

時間も経費も節約できて、肌への負担が少なく、ポーチの中身も減るし、化粧直しもほとんど要らなくなるので超オススメです!

いきなりノーファンデはちょっと...という方には、ボビイ・ブラウンの色付き乳液・下地みたいな製品から入ってみたり(私もパリで数ヶ月これを経てノーファンデ派になりました)、ルースパウダーも少し色が入ったものを使うと肌がきれいになります。

また、肌質にもよるのでしょうが、少し乾燥気味の普通肌の私には、ルースパウダーはマットよりも少し光沢感があったほうがあらが目立たない上に、ファンデを全く塗ってないように見られなくなります。
安物ルースパウダーで持ち運びやすいものとしてはケイトのグローパウダー(細かいパールが入っている)がお気に入りです。

次回では、このノーファンデメイクを引き立てるメイク方法をご紹介します。

(つづく)

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