夏休みに入った。
霜月レイとの関係は友達のままで、連絡先は交換したものの連絡はしていない。
それも小田原での会話がきっかけかもしれない。
俺は、精神科医になる以前に、一人の男だからだ。
決して、恋をしたくないわけではない。
ただ、ひっかかっていた………
ロヒピノール、パキシル、セパゾンの薬を目にしていた。
明かに、何かを抱えている霜月レイ………
眠れているのか?
それに、なぜか霜月レイにはドライな部分が多い。
確かに、簡単に心をオープンにする人間は少なくない。
だけど、俺は気になってしょうがない。
夏の暑さのせいだろうか……
俺は、心が疼いていた。
また、恋がしたいと。
霜月レイが好きだという気持ちで溢れていた。
どんな結果でもいい。
彼女に何があったとしても俺は………
俺は、車に乗り込んだ。
夜景が見える、品川プリンスのメインタワーで気持ちを穏やかにしたくて。
車のラジオからは、嵐のハピネスが流れていた。
次のアクションや彼女へのアプローチは、決まっていた。
なんの根拠も自信もなかったが、一つだけ言えることがある。
俺は、「霜月レイが大好き」という確信だ。
ではまた次回