通常級への転籍


息子にとって1番大きな出来事は、支援級から通常級へ転籍したこと。

去年の今頃は、冬休み明け直前に学校との面談を控えて病んでたなぁ。

転籍はまだ早いと反対されていたけど、その面談で改めて強く転籍の意思を伝えなくちゃで。

息子の希望を優先したい、でもステータス的に支援級が身の丈に合っている、ぐるぐるぐるぐる…

結果的に通常級で毎日楽しく過ごして、友達もできて、言語面や社会性が飛躍的に伸びた。

冬休み前の面談では校長に、通常級で伸びるタイプの子、とお墨付きをいただき、その場で来年度も通常級として進級することが決まった。




趣味が増えた


もともと幼児向けの絵本が好きだった息子。

とあるシリーズの本の裏表紙が、息子の視覚刺激のアイテムになり、重ねて眺める→裏表紙の模写→本一冊丸々の模写→自作絵本を作る、に発展。

クラスの活性化運動で、自作の絵本を撮影してアテレコしたものを発表したところ、大反響だったらしい。

自作の本のアイデアが止まらず、脳内の多動も活性化されている。

絵本作家になりたいという将来の夢もできた。




もうひとつの新しい趣味は将棋。

夏休みに近所のおじいさん(他人)に誘われ、ご自宅で将棋を教わることに。

そこのおうちは孫がいなくて、赤ちゃんの時から息子を可愛がってくださっている。

果物やお菓子のやり取りをよくさせてもらっていて、義父・義母のような関係。

息子には公文のスタディ将棋を購入、週3という高頻度でお邪魔している。

崩し将棋、回り将棋から始まり、挟み将棋で3ヶ月間みっちり鍛え、最近ついに普通の将棋を教わるようになった。

挟み将棋は強すぎて息子に全く勝てない。

全く盤面を見ていないし、考え込まず打つのがめちゃくちゃ早いのに勝てない。

息子の特性に合っているんだろうな、頭の中どうなってんだろ、と思う。



学習


カラーテストだと、良い時と悪い時の差が大きい。

でも算数の理解に時間がかかるようになったり、理解が中途半端なまま、次に進んでしまっている。

どんな問題の時に四則演算を使うのかは意外とできるが、直径や半径などの単語の意味が定着しないと感じる。

余計なことは忘れないのにな。




国語の読解はテスト前に復習すれば全然いける。

漢字の覚えは良く、平仮名より断然字がキレイ。

書き順は正しく覚えていてすごいなと思う。

時間が経つと熟語を忘れるので、復習するとボロボロ。

それでも学校、宿題以外で全くやらない割にできている方なので得意なんだろう。

50問テストは家庭学習ありで、平均90点台。

日々の漢字小テストは100点9割。

自閉で視覚優位なのを実感。



意図を汲んで答える、文章を書くのは難しく、ズコーっとなることが多い。

社会の働く人々の単元は特に悪く、一般的な常識や社会の仕組みの無知さを再確認した。

理科は暗記なので問題なし。

暗譜できるので音楽のリコーダーも◎。

グループ学習は発言はないものの、ちゃんと参加して自分の役割はこなせている。




放デイ


1年前くらいに泣き喚く苦手な子が退所、希望の曜日や時間帯を利用することができるように。

2箇所で言語面や身体強化に取り組んでいる。




家庭での様子


4月後半に中間反抗期に突入。

生まれてから1番育てにくいと感じた。

私が大爆発、説教した結果、1ヶ月ほどで収束。

ルーティーンにはまりやすいので自立面は完璧。

あとは1人寝してくれると楽だけど、寂しいかな。

最近は背を向けて寝るようになってしまった…




健康面


昨年に続き2度目の熱性痙攣を発症。

てんかん外来での医師の見立ては、てんかんではなく熱性痙攣でしょう、とのこと。

ただ、脳波の検査は無害なので紹介状で受診したことだし、一度やっておきましょう。

ということで、明日、脳波の検査行ってきます。

結果は年明け。







客観的に見ても、素直で明るく、礼儀正しく、頑張り屋で、健常児よりも優れた面も多々あると思う。

今年は担任が素敵な方で、環境に恵まれたのも大きかった。

去年の交流級担任がいかにハズレだったのか、よーくわかった。

もちろん息子だけの力ではなく、周りの支援や環境を整えたことでうまくいった、そんな1年だった。