『ウォンテッド』や『ナイト・ウォッチ…』で知られるロシアの鬼才ティムール・ベクマンベトフ監督最新作。「アメリカ奴隷解放の父、第16代大統領リンカーンがヴァンパイア・ハンターだったら?」という突き抜けた設定が話題のアクション大作。
大胆にして斬新な映像表現ピカイチ。
ティム・バートンが製作を務めている
幼い頃、貧しい家庭に育ち権力者が憎くても何も出来なかった、エイブ。
そして母の突然の死は不可解なものであった。兄弟同然に育ち同胞の親友は黒人。大人になった二人は偶然に再会する。母の異常な突然死に答えを出したのは、あるヴァンパイアとの出会いであった。
ヴァンパイアは鋭い牙は、突然の死をもたらせて行った。
信じ難いが事であるが事実であり、あらゆるところにヴァンパイアは潜んでいた。エイブは母の仇を討つため、ヴァンパイアと対決する訓練は慣れない銃ではなく、斧だった。やがて国を侵略し始めた悪の巣窟と対決。凄まじい戦いは、馬の群れを投げつけられたりやがて南北戦争にまで発展してしまう。指導者なき、揺れるアメリカはアフリカ大陸、ヨーロッパからの移民で溢れ、黒人の奴隷問題が社会を二分していた。情熱的な演説でリンカーンは、たちまち大人気に。しかし彼の夜の仕事はヴァンパイアハンターであった。
南北戦争をリアルな映像で再現し、当時のアメリカ文化を十分に楽しめる作品である。ニューオリンズの蒸気船の風景や、圧巻なのは、列車での対決シーンだ!これでもか、と言うくらいの見る者を楽しませるシーンは
単なるヴァンパイア作品ではない。
リンカーン大統領誕生の秘話を、
別のアングルから捉えた歴史絵巻。
正に、この言葉に尽きるのである。
南北戦争は、リンカーンの奴隷解放の戦争と位置づけられているが、もしかしたら、この作品が真の歴史なのかも知れない。
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