RTは米国の闇を報じるメディア、その植民地主義批判が目的=チリ政治学者

 

 米国はウクライナでロシアに「敗北」したことから、ロシアに対する情報「検閲」を達成したいと考えている。

 

 チリの政治学者、ウルゲリエス博士はスプートニクの取材に応じた中で、米国政府によるロシア・メディアへの新たな制裁導入についてこうコメントした。

 

 「これは米国が推進する帝国主義的アジェンダとは異なる視点を放送するプラットフォームを検閲しようとする試みのひとつに過ぎません。

ここで問題となるのはウクライナ紛争です。

というのも米国は負けましたから、(世界的な)支持も失いました。

それゆえメディアに責任を押し付けようと、これほど異常な手段に訴えるのです。

これは不条理な話です。

なぜって要はRTだけでなく、人々が情報を受け取るフォーマットこそが問題になのですから」

 

 専門家によると、RTは常に「コインの裏面」を映してきたメディアであり、「世界のさまざまな地域で米国が推し進める植民地主義を批判」してきたに過ぎないという。

 

 米財務省は、露メディアグループ「ロシア・セヴォードニャ」(スプートニクの親会社)との間であらゆる財務取引を整理して終了する期限を11月13日と定めた。

 

 また同社のキセリョフCEOに対して、制裁を発動した。