「信用創造」の仕組みを分かりやすく説明しています、預金を増やすことが「お金」の発行で実は民間の銀行がやっている(7分13秒)。

 

 誰かが銀行に100万円を借りにいくと、銀行は通帳に100万円と印字する、印字した瞬間に新しい預金が生れている(7分23秒)。
 

 “だって他の人の預金通帳の残高は1円も減らないし、日本中の誰の預金も現金も減ることはないよね? 

新しい預金が書かれちゃうことによって作られちゃってるわけよ!(7分41秒)…

お金を借りて銀行がその数字を印字して、それが回されるとね、世の中のお金を増やすんだけど、それをまた返しちゃうとお金が消える仕組みになっていて、だから今のお金って何かというと、ほとんど預金でしかない。

 現金って何かって言うとその預金を引き出した時に、その預金の数字を貯めておく為の記憶媒体でしかないわけ。

 その数字って預金通帳の中にある時にはシステムの中にあるけど、そのデータを物理次元に持ってく時に、記憶媒体がないと預金と数字ってどこにも保持できない。

 だから現金って何かっていうと…データを運ぶための記憶媒体でしかない(9分19秒)”と大西つねき氏は説明しています。


 銀行で借りたお金には利子がつきますしかも複利です、現行の金融システムが持続可能でないことを大西つねき氏は説明しています。


 “元本だけ返せばいいんじゃ無いよね?

 金利が付いちゃうからね。

5%の金利だと1年後には105万円返さなきゃいけない。

その分の余分のお金(利子分)は、また誰かが借金する必要があるわけです、そこにも金利が付くわけです。…

際限なくお金と借金が増え続けていかないと円滑に回っていかない(12分)。…

お金だけ増えてもしょうがない、お金で交換できる価値もないとね、そうすると価値も増やし続けなきゃいけない。

ということは「無限の経済成長」が必要になるわけですよ。…

だから環境破壊とか資源の枯渇とかっていうことが起きて、だからSDGsとか言い出しているんですよ(13分33秒)”と言っています。


 国や地方の財政については、“地方財政でも市長とかが「財政黒字化しました!」みたいななんか偉そうに言ってるじゃん? 

でも黒字化するってことは市民が赤字化してるってことなんですよ。

だから地方財政でも、払った税金は全部使ってくれないと取られ損になる。

だから市民は地方財政に関しては収支トントン、絶対に黒字化しちゃいけないはずだし中央財政に関して言うと、赤字じゃなきゃダメなの。

なんでかというと今の金融システムはお金と借金を増やし続けなきゃ回らない仕組みで、民間の借金は増えなくなるに決まっているんだから、政府が借金を増やさなきゃいけない。

これを政府の借金がダメってなっちゃうと、どんどんみんなが苦しくなるわけ(21分30秒)。…

もう政府の借金は二度と返せないのにも関わらず、ずっと返さなきゃいけないって思い込みのもとに、多くの人たちは苦しみ続ける(26分10秒)”と話しています。


 26分50秒以降は政府通貨の発行と、MMTの欺瞞について話しています、ここは非常に重要なところです。