「誕生日を迎えることが嬉しくなくなってくるのよ。」
と苦笑する人がいる。
「男は皆若い女が好き」なんて通説がある。

私たちはどこか年齢を重ねることを恐れ、嫌悪感を抱えながら生きているのではないだろうか。
 『美人伝心』(編者・講談社 監修・植島啓司)では、信念を持って努力を重ね、自分の道を開拓してきた15名の「美人」がおのおのの美感を語る。彼女たちの描く「真の女性の美しさ」を紐解き、自分の心にハマる言葉たちをそっと懐にしまうと、年をとることがこわくなくなってくる。
むしろまだまだ至らない自分をこれからどれだけ成長させることができるか、心を豊かにすることができるか、思い描く「美人」に近づくことができるか、楽しみになってくる。
学歴、収入、ステータス・・・記号がひしめく現代日本で生活していると、いつの間にか年齢という記号で縛られていたことに気づかされる。美を追求する資格はエイジレスである。美の賢者たちに学び、あなたなりの美感を会得できる一冊。